HOME、もくじ | 樹木名一覧 | 葉の図鑑 | 花の図鑑 | 実の図鑑 |
画面の文字が小さいときは、「メニューバー>表示>文字のサイズ」で文字を
大きくしたり、または拡大レベルを125%にあげるなどしてご覧ください。
アカマツ 赤松 マツ科マツ属 学名:Pinus densiflora 別名:メマツ、オンナマツ |
学名のPinusは、マツのラテン古名から。 densifloraは、密に花をつけるの意。 2葉松である。別名のメマツは、オマツ(クロマツの別名)に対して柔らかいからの名で、クロマツの葉先に触ると痛いがアカマツの葉は握っても痛くない。昔から人の生活に役立った樹で、建築材、土木用、工業用、燃料としての利用のほか、マツタケにとっては生存になくてはならない樹林である。クロマツよりも寒冷に耐えるとされる。 アカマツの葉の薬効は古くから知られ、中国最古の薬物書「神農本草経」にその記述がみえる。日本でも昔から松葉を用いた民間療法がある。最近は健康ブームから松葉酒、お茶、ジュースなどに利用される。 岸和田市では丘陵、山地でふつうに見ることができる。市街地では岸和田天守閣にかなり大きいものがある。その他岸城神社など、神社の境内でも見る。 雌雄同株。 |
|
クリックすると、写真と説明にジャンプします。
樹形 環境 花 葉 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木
西福寺のアカマツ
樹形 高さ30m、直径1mほどになる。 |
若いうちは円錐形、老木になると上部が扁平になる。 |
樹形 岸和田城天守閣で 2007.9月 |
||
若い木の樹形 勢いよく伸びる新枝 お正月の生け花で使う若松のようだ 相川町の山地で 2010.3月 |
||
開花した雄花がいっぱいの樹形 滋賀県甲賀市 信楽町で 2010.5月 |
||
環境 丘陵から山地にふつう。 尾根や岩山などの乾燥地でも育つ。 林業では、「杉は谷、檜は腹で松は峰」というが、 アカマツの適地を指したものである。 |
花 雌雄同株。 花期:4〜5月 |
新枝の基部に淡黄色の雄花が多数つき、先端に紫紅色の雌花が2、3個つく。 |
雌花 |
( 画像 準備中 ) | ||
|
雄花 |
開花した雄花 土生滝町 神於山で 2006.5月 |
||
胞子を出している時期 触ると胞子が白い煙のように飛び散る 土生滝町 神於山で 2006.5月 |
||
葉 2本が束生する。 |
葉身の長さは約9cmで、横断面は半円形。基部は褐色の膜状のさやに包まれる。葉の寿命は常緑広葉樹と同じおよそ2年である。 |
2本の葉が束生する | ||
葉の基部は膜状の鞘に包まれる | ||
果実 球果。 |
長さ約4cmの卵形。開花後2年半たった秋に熟し、種鱗が開いて種子を出す。 |
開花後半年の果実 岬町みさき公園で 2007.10月 |
||
開花後1年半の果実 岬町みさき公園で 2007.10月 |
||
落果 ふつうより長い球果 熊取町の山地で 2009.3月 |
||
上の写真の球果の種鱗 | ||
|
||
種子 |
長さ約4mmで灰褐色 長さ約12mmの翼があり風にのって散る |
( 画像 準備中 ) | |
樹皮 赤灰色。 |
老木では、赤松の名のとおり赤い。 亀甲状にはがれ老木では深い割れ目がはいる。 |
赤い樹皮 | 成木の樹皮 | |
左右とも岸和田城天守閣のアカマツ 2007.9月 | ||
冬芽 鱗片は赤褐色で、ヤニに包まれる。 |
右が冬芽 左は今年の若い球果でもう2年かけて成熟する 岬町みさき公園で 2007.10月 |
||
冬芽 地蔵浜町 浜工業公園で 2009.2月 |
||
同属の仲間の樹木 クロマツ |
西福寺のアカマツ |
枝を誘引し大きく広げた樹形 春木本町の西福寺で 2007.11月 |
|
HOME、もくじ | 樹木名一覧 | 葉の図鑑 | 花の図鑑 | 実の図鑑 |
このホームページ内の文章、画像の転載は禁止です。
Copyright(c) 2010 Kigi@Kishiwada All rights reserved.