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アオハダ  青膚

モチノキ科モチノキ属
学名:Ilex macropoda    
 外皮をはがすと緑色の内皮がみえる
 
  属名のIlexは西洋ヒイラギの古名。種小名のmacropodaは大きい基部のを意味する。

  樹皮をめくると緑色の内皮が見えるのでアオハダという。赤い果実をクマが好んで食べるので、クマノリ、クマネリと呼ぶ地方があるそうだ。材は白く細工物に利用され、こけしの材料にする。

  岸和田市では個体数は多くない印象がある。これまでに確認できたのは大沢町牛滝の周辺だけで、それもまだ花をつけない若い個体のみである。


  雌雄異株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉高木。
高さ15m、直径60cmになる。短枝の多さが目立つ。
短枝が目立つ冬の枝

和泉市
父鬼町鍋谷で
2008.3月
樹皮をめくると緑色の内皮がのぞく

和泉市
父鬼町鍋谷で
2011.7月
 環境  丘陵〜山地の林内
   雌雄異株。 花期:5〜6月    
短枝の先に緑白色の花を束生する。長枝の基部につくこともある。花は直径4mmほど。
雌花は数個、雄花は多数つく。萼、花弁は4〜5枚。
   ( 画像 準備中 )

   雌花 
雌花の雄しべは小さい
( 画像 準備中 )

   雄花 
雄しべは4〜5本
萼片のふちに毛がある
( 画像 準備中 )
  長枝では互生、短枝では束生する。
葉身の長さは3〜8cm、広楕円形〜広卵形。ふちに浅く鋭い鋸歯がある。質はうすい。
   樹高1mほどの個体      大沢町牛滝で   2011.7月
葉の表
細い毛が散生する

葉柄の長さは1〜2cm
幅が広い葉

大沢町牛滝で
2011.7月
葉の裏
脈が浮き出て目立つ
光沢がある

大沢町牛滝で
2011.7月
裏面脈上に開出毛がある
鋸歯

大沢町牛滝で
2011.7月
果実   核果。
直径約7mmの楕円状球形、9〜10月に赤く熟す。
核が4〜5個入る。
          ( 画像 準備中 )

種子
            ( 画像 準備中 )
樹皮  
灰白色でいぼ状の皮目が多い。
外皮は薄く、爪ではがすことができ、内皮の緑色が見える。
外皮をはがすと見える緑色の内皮
    成木の樹皮
枝は無毛

大沢町牛滝で
2011.7月
冬芽  
長さ1〜3mmの円錐形、先はとがる。芽鱗は6〜8枚。
( 画像 準備中 )
葉痕は半円形
左右にちいさな突起がある
維管束痕は1個
同属の仲間の樹木  
ナナミノキソヨゴクロガネモチモチノキタラヨウイヌツゲ
ウメモドキ

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