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エビガライチゴ  海老殻苺

バラ科キイチゴ属
学名:Rubus phoenicolasius
別名:ウラジロイチゴ、ミヤマアシクダシ   
葉は奇数羽状複葉 果実は夏に赤く熟す
  属名のRubusは赤いの意味で、キイチゴのラテン古名。種小名のphoenicolasiusは紅い毛のを意味する。

  全体に腺毛が多く、とくに萼のようすがエビの殻のように見えるので、この名がついたという。
  岸和田市では和泉山脈の麓にあたる塔原町、大沢町、相川町、河合町の低山地で見る。道ばたや土砂が流出したあとの荒れ地などによく見られる。

  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉低木。
高さ2mになる。茎や枝はつる状にのびる。
果実をつけた枝

和泉市父鬼町
白川谷で
2013.7月
果実をつけた枝
環境   山地の日当たりのよい所、とくに道ばたや土砂が
      流出したあとの荒れ地など。
   雌雄同株。 花期:6〜7月    
枝先や葉のわきに花序を出し、数個の花をつける。
花は白色〜淡紅紫色、直径1cm余。花弁は5枚。
萼の外面に紫褐色の腺毛が密生する。     
          ( 画像 準備中 )
  互生。
長さ7〜27cmの奇数羽状複葉。小葉はふつう3枚、徒長枝では5枚のものがある。小葉のふちに欠刻と鋸歯がある。
葉柄に紫褐色の腺毛とトゲがある。
葉の表

頂小葉は柄がある

和泉市父鬼町
白川谷で
2013.7月
葉の表
葉の裏

白い綿毛が密生し白くみえる

和泉市父鬼町
白川谷で
2013.7月
葉の裏
裏面脈上に腺毛が多い

和泉市父鬼町
白川谷で
2013.7月
裏面の腺毛
果実   キイチゴ状果。
       (果床の上に小さな核果が多数集まった集合果)
直径約1.5cmの球形、夏に紅く熟す。食べられる。
果実
   ↑ 果実      和泉市父鬼町白川谷で   2013.7月   
果実

和泉市父鬼町
白川谷で
2013.7月
果実
果実が落ちたあとの果床と萼も華やかだ

和泉市父鬼町
白川谷で
2013.7月
果実
若い果実をつつむ萼

萼に紫褐色の腺毛が密生する

和泉市父鬼町
白川谷で
2013.7月
若い果実
まもなく熟す果実

和泉市父鬼町
白川谷で
2013.7月
熟す前の果実

       長さ2mm、網目模様がある。     
         ( 画像 準備中 )
樹皮  茎や枝に赤紫色の長い腺毛が密生し、細いトゲがある。
枝の樹皮

和泉市父鬼町
白川谷で
2013.7月
枝の樹皮
冬芽  
      ( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木  
単葉のもの ニガイチゴ  ナガバモミジイチゴ  クマイチゴ  カジイチゴ
フユイチゴ   ミヤマフユイチゴ    ホウロクイチゴ
ビロードイチゴ
複葉のもの クサイチゴ  ナワシロイチゴ  コジキイチゴ
バライチゴ  ヒメバライチゴ   オオバライチゴ
  クロイチゴ

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