HOME、もくじ | 樹木名一覧 | 葉の図鑑 | 花の図鑑 | 実の図鑑 |
画面の文字が小さいときは、メニューバー>表示>文字のサイズ、で文字 を大きくしたり、または拡大レベルを125%にあげるなどしてご覧ください。 |
イヌビワ 犬枇杷 クワ科イチジク属 学名:Ficus erecta 別名:チチノミ、チチノキ、ヤブビワ、ヒメビワ コイチジク、イタビ |
属名のFicusはイチジクのラテン古名、種小名のerectaは直立したの意。 |
|
クリックすると、写真と説明にジャンプします。
樹形 落葉小高木。高さ5mになる。 |
樹形 塔原町 塔原林道で 2007.10月 |
||
黄葉 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.11月 |
||
冬の樹形 西之内町 兵主神社で 2007.4月 |
||
樹高4mほどの木にたくさんの果実をつけていた 和歌山県白浜町 三段壁で 2008.7月 |
||
1年生の幼木 西之内町 兵主神社で 2010.10月 |
||
環境 低山地 |
花 雌雄異株。 花期:4〜5月 |
葉のわきに直径1cmほどのイチジク状花序(花嚢)を1個つける。雌雄ともに球形〜広楕円状球形。花嚢の内側に小さな花を多数つける。雄花嚢にはイヌビワコバチが寄生する。 イチジク状花序とは → 花軸が肥大して袋状になり内側に小さな花を多数つけるもので、これを花嚢(かのう)という。 |
雌花嚢 |
花嚢は緑色で白い斑点がある 雌花嚢の基部は細くならず柄につく 8月 |
||
|
雄花嚢 |
雄花嚢の基部は細長く伸びて柄につく 柄が白くみえるのは虫がついているため 6月 |
||
雄花嚢 6月 |
||
葉 互生。 |
葉身の長さは8〜20cmで卵状楕円形、先はとがる。質はうすい。 さわるとざらざらすることが多い。ふちは鋸歯がなく全縁。秋に黄葉する。 |
枝葉のようす 相川町で 2007.8月 |
||
葉の表 8月 |
||
葉の裏 8月 |
葉柄のつけ根は枝を一周するハチマキがある(托葉痕) 8月 |
||
黄葉への変化 |
黄葉 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.11月 |
||
果実 イチジク状果と呼ばれる集合果。 |
花時は花嚢(かのう)と呼ぶが、果実の時は果嚢(かのう)と呼ぶ。 直径約2cmの球形。雌果嚢は10〜11月に黒紫色に熟し、甘く食べられる。雄果嚢は赤く、固くて食べられない。 |
熟すにつれて色が変わる 8月 |
||
熟した雌果嚢にアリが寄ってきた 8月 |
||
熟した雌果嚢 密があふれる 食べてみると果皮がきれいにむけた 味はそれほど甘くはない 塔原町の山地で 2009.8月 |
||
熟した雌果嚢の断面 8月 |
||
|
種子 |
そう果が種子と呼ばれる 果嚢の内側に多数つく |
||
種子 直径約1mm |
||
樹皮 灰白色。 |
若いうちは灰緑色。褐色の小さい皮目をみることがある。 |
若い樹には緑色がみえる | 直径3cmの若い木 | |
成木では小さい皮目が目立つ 直径10cm以上ある |
||
冬芽と葉痕 葉芽は円錐形、花芽は丸い。 |
とがっているのが葉芽 丸いのが花芽 1月 |
葉痕はまるい 葉痕の下にみえる環状の線は 托葉痕で枝を一周する |
|
同属の仲間の樹木 |
イチジク イタビカズラ オオイタビ ヒメイタビ アコウ ガジュマル 小笠原には常緑のトキワイヌビワ、南西諸島には常緑のオオバイヌビワなどがある。 |
|
HOME、もくじ | 樹木名一覧 | 葉の図鑑 | 花の図鑑 | 実の図鑑 |
このホームページ内の文章、画像の転載は禁止です。
Copyright(c) 2010 Kigi@Kishiwada All rights reserved.