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イヌマキ  犬槇

マキ科イヌマキ属
学名:Podocarpus macrophyllus
別名:クサマキ、マキ、ホンマキ    
  属名のPodocarpusは足+果の意。種小名のmacrophyllusは大きい葉の意。

  岸和田市では神社、寺院に植えられている。また、民家の生垣として見る。野生のものは和泉山脈の麓にあたる塔原町、大沢町などの山地で見ることができる。内畑町の三山谷ではかなり大きい個体を見たことがある。


  雌雄異株。

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樹形 環境 種子 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑高木。高さ20m、直径50cmになる。
樹形

相川町で
2009.12月
枝のようす

和歌山市
鳴神社で
2009.7月
環境  海岸に近い常緑樹林内、庭木、生垣、防風林。
   雌雄異株。 花期:3〜6月    
雌花も雄花も葉のわきにつく。
 雌花  葉のわきに1個つく。長さ1cmほどの花床の上につく。
       小さいので葉の間で目立たない。
    雌花は葉の陰で目立たない    上野町西で 2016.6月
    横から見る雌花       三ケ山町で  2016.6月
雌花

三ケ山町で
2016.6月
雌花

上野町西で
2016.6月
雌花

2個の鱗片の片方だけに胚珠がつく

鱗片の両方に胚珠がつくことが稀にあるらしい

三ケ山町で
2016.6月

  雄花    長さ4cmほどの円柱形。葉のわきに束生する。
雄花をつけた枝

並松町で
2013.6月
雄花は束生する

並松町で
2013.6月
雄花

並松町で
2013.6月
  互生。
長さ7〜20cmの扁平な広線形、革質、ふちは全縁。
主脈が両面に隆起して目立つ。
 枝葉

 内畑町
 三山谷で
 2008.3月
葉の表

内畑町三山谷で
2008.3月
葉の裏

三ケ山町の畑地で
2004.11月
種子   
直径1cmほどの球形、核果様。基部に肉質の花床がつく。
10〜12月に熟すと花床は赤紫色になり、甘く食べられる。
枝についたまま発根することがある。
 ↑ 花床が色づく前の種子   上野町西で  2016.8月
   種子をつけた枝      三ケ山町の畑地で  2004.11月
   種子をつけた枝      三ケ山町の畑地で  2004.11月
花床が色づく前の種子

西之内町
中央公園で
2016.10月
種子

三ケ山町の畑地で
2004.11月
種子

三ケ山町の畑地で
2004.11月
種子の断面
ふつう2個の鱗片の片方だけに胚珠がつくが、鱗片の両方に胚珠がつくことが稀にあるらしい

その例だと思う
一方の発育がわるい

上野町西で
2016.8月

  種子
左ー緑色の鱗片に包まれた状態
12mm×13mm

右ー種子
10mm×11mm
樹皮  灰白色、浅く裂けてはがれる。
成木の樹皮

和歌山市 鳴神社で
2009.7月
若い枝は淡緑色
冬芽  卵形、披針形の鱗片がある。
(画像準備中)
葉痕は円形または扁円形
同属の仲間の樹木    ナギ  
変種のラカンマキ(var.maki)は葉が小形で密につき、庭に植えられることが多い。
   ラカンマキ           上野町西で 2016.6月

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