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イヌシデ 犬四手、犬紙垂 カバノキ科クマシデ属 学名:Carpinus tschonoskii 別名:シロシデ、シデ、ソロ、ソネ |
学名のCarpinusはシデを意味するラテン古語。tschonoskiiは、チョウノスケソウの発見者である須川長之助の名から。 |
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葉によるイヌシデとアカシデの区別
果実によるイヌシデとアカシデの区別
樹形 落葉高木。高さ15mになる。 |
樹形 牛滝一の滝で 2007. 11月 |
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冬の樹形 和泉市 父鬼町白川谷で 2008.3月 |
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冬の姿 和泉葛城山頂で 2014.1月 |
枝葉 大沢町牛滝で 2008.8月 |
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環境 山地、雑木林 |
花 雌雄同株、雌雄異花。 花期:4〜5月 |
葉の展開と同時に開花する。雌花序は葉といっしょに冬芽に入っている。雌花は苞の基部に2個ずつつく。花柱が赤い。雄花序は長さ約6cmで黄褐色、前年枝からたれ下がる。 |
雄花をつけた枝 和泉市父鬼町 白川谷で 2008.4月 |
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雌花 | ||
展開したばかりの雌花 透明感がある 和泉市父鬼町 白川谷で 2008.4月 |
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雄花 |
展開する前の雄花序 和泉市父鬼町 白川谷で 2008.3月 |
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展開をはじめた 雄花序 和泉市父鬼町 白川谷で 2008.4月 |
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苞と葯は柔らかい毛が多い 和泉市父鬼町 白川谷で 2008.4月 |
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花粉を出し終え落下した雄花序 和泉市父鬼町 白川谷で 2008.4月 |
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葉 互生。 |
葉身の長さは4〜12cmの卵形〜卵状長楕円形。両面に毛が密生し、表面の毛は側脈間に残る。裏面は脈上、脈わきに残る。 先はとがり、ふちに重鋸歯がある。葉柄は長さ約1cmで、毛を密生する。若い枝も毛が密生する。 |
葉の表 大沢町牛滝で 2008.8月 |
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葉の表 大沢町牛滝で 2008.8月 |
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葉の裏 大沢町牛滝で 2008.8月 |
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葉柄から裏面の脈上に毛が多い 若い枝にも毛がみえる 大沢町牛滝で 2012.10月 |
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裏面は主脈上に毛が多い 大沢町牛滝で 2012.10月 |
側脈の先は鋸歯の先に達する | ||
新枝はまだ伸展中だ 大沢町牛滝で 2011.7月 |
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葉によるイヌシデとアカシデの区別 |
イヌシデ ・葉の先は尾状に伸びない ・葉柄はアカシデより短い ・葉柄に毛が密生し、落葉時 まで残る |
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アカシデ ・葉の先は尾状に長く伸びる ・葉柄はイヌシデより長い ・葉柄の基部が赤い ・葉柄にはじめ少し毛が あるがのち無毛になる |
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果実 堅果。10月頃に熟す。 |
4〜12cmの果穂に葉のような果苞が2個ずつ何段にもつく。 1個の果苞の長さは約2cmで、 基部に堅果を1個つける。 |
果穂 和泉市父鬼町 白川谷で 2007.8月 |
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果苞は2個が対になる | ||
苞の一方は鋸歯があり、もう一方は鋸歯がない 鋸歯がないほうの基部は内側に巻いて堅果を抱く 写真の果苞は長さが3cm |
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果実によるイヌシデとアカシデの区別 |
イヌシデ(左の2個)とアカシデ(右の2個)の果苞 アカシデの苞の基部は横に張り出すので、イヌシデの苞とは容易に区別できる 大きさも異なる |
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堅果 |
表面に縦の筋が入る 大きさは3.5mm ×4.5mm アカシデの堅果より一回り大きい |
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樹皮 |
灰白色。白っぽいたてじまがあるのは、割れ目に地衣類が住みついているためという。 |
長いひし形のしま模様が特徴 | ひし形の模様が目立たない樹皮 | |
冬芽 紡錘形。 |
葉芽、雄花序の芽、雌花序と葉がいっしょに入った混芽の3種類がある。 |
冬芽 2月 |
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すこし展開し始めている 3月 |
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冬芽の解剖 |
冬芽を解剖して、芽鱗の数をかぞえてみた。 写真のいちばん上が新葉。 下のほうの芽鱗はかたいので割れたりしたが、われたものは寄せてある。 数え方が間違っているかもわからないが、27個あった。 |
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同属の仲間の樹木 アカシデ クマシデ サワシバ |
クマシデの果穂 龍神スカイラインで 2005.6月 |
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