HOME、もくじ | 樹木名一覧 | 葉の図鑑 | 花の図鑑 | 実の図鑑 |
画面の文字が小さいときは、メニューバー>表示>文字のサイズ、で文字 を大きくしたり、または拡大レベルを125%にあげるなどしてご覧ください。 |
イヌザクラ 犬桜 バラ科サクラ属 (新しい分類体系APGVではバラ科ウワミズザクラ属とされる) 学名:Prunus buergeriana 別名:シロザクラ、クソザクラ、ヤマモモ |
学名のPrunusはスモモのラテン古名。種小名のbuergerianaは、幕末にシーボルトの助手として日本の生物を収集したビュルゲルの名から。 |
クリックすると、写真と説明にジャンプします。
樹形 落葉高木。高さ10m余、直径30cmになる。 |
冬の樹形 牛滝一の滝の近くで 2008.2月 |
||
環境 山地の谷間 |
花 雌雄同株。 花期:4〜5月 |
葉の展開後に開花する。前年の枝から長さ約8cmの総状花序を数個だす。花序の軸に葉はつかない。花の直径は約6mm。ウワミズザクラの花と似るが、ウワミズザクラの樹皮は紫褐色で花序の基部に葉がつくことで区別できる。葉の鋸歯も異なる。 |
( 画像 準備中 ) | ||
葉 互生。 |
葉身の長さは5〜10cmで長楕円形〜狭長楕円形。質はうすい。 先は尾状にとがり、ふちに低い鋸歯があり波打つことが多い。他のサクラ類の葉にくらべて細長く、モモの葉に似た感じがする。別名のヤマモモの名は、モモの葉に似るところからであろうか。 |
( 画像 準備中 ) | ||
果実 核果。 |
直径8mmほどの卵円形で、6〜7月に黒紫色に熟す。 |
( 画像 準備中 ) | ||
ウワミズザクラの果実と似るが、イヌザクラでは果実の基部に萼片が残るのに対し、ウワミズザクラでは萼片は残らない。 | ||
|
核 |
扁平な円形で、先はとがる。 | ( 画像 準備中 ) | |
樹皮 灰白色で光沢がある。横長の皮目がある。 |
シラカバに間違えるほどの白い樹皮 | 牛滝で | |
冬芽 長さ約4mmの卵形で先はとがる。 |
紅紫色で光沢があり、色彩の乏しい冬の山では非常に美しく感じる。 |
冬芽 11月 |
||
冬芽 2月 |
||
樹木観察で私淑している「葉で見分ける樹木」 小学館 2004 などの 著者である林将之さんは、これを「冬芽のルビー」と呼んでいる。 |
||
同属の仲間の樹木 |
ウワミズザクラ シウリザクラは中部地方より北に分布する |
|
HOME、もくじ | 樹木名一覧 | 葉の図鑑 | 花の図鑑 | 実の図鑑 |
このホームページ内の文章、画像の転載は禁止です。
Copyright(c) 2010 Kigi@Kishiwada All rights reserved.