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オオイタビ クワ科イチジク属 学名:Ficus pumila 別名:イタブ、オータブ |
属名のFicusはイチジクのラテン古名。種小名のpumilaは小さいの意。 岸和田市内でオオイタビを見ることができるのは、とんぼ池公園である。管理事務所のすぐ先を左に曲がり、坂を上りきったところの左にオオイタビが植えられている。ただし、ここのものは雄株である。 イチジク属であるから、乳管があり枝や葉を傷つけると白い液が出る。また、果嚢を割ってみると果物のイチジクとよく似ていることがわかる。 雌花嚢は甘く食べられるというが、雄花嚢は食べられない。 雌雄異株。 |
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樹形 常緑、つる性。 |
枝から気根を出して他の樹の幹や崖、岩などをよじ登る。 よく枝分かれし、岩や塀などを覆う。 |
フェンスをおおったオオイタビ 何株も植えられている 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2008.8月 |
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枝葉 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.2月 |
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新しく伸びたつるの葉は小型だ 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.2月 |
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環境 | 暖地の海岸地、山地、公園、民家の塀 | |
花 雌雄異株、雌雄の花嚢は同形。 花期:5〜7月 |
葉のわきに楕円形〜球形のイチジク状花序が1個つく。 |
イチジク状花序とは、花軸が肥大して袋状になり内側に小さな花を多数つけるもので、これを花嚢(かのう)という。 |
雌花嚢 |
( 画像 準備中 ) |
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雄花嚢 |
雄花嚢 三ヶ山町 とんぼ池公園で2006.7月 |
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雄花嚢の内部 上部に雄花がつく (ピンク色の部分) 下部に退化した雌 花(赤い部分)が つく |
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上の画像の拡大 右上のピンク色のものが雄花 左の赤いものが 退化した雌花 |
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葉 互生。 |
葉身の長さは4〜10cmで、楕円形〜広楕円形。革質。葉柄は1〜2.5cmで、短毛があることが多い。葉の先はにぶく、ふちは全円縁。裏面の脈は隆起する。 |
葉は厚く光沢がある 雄果嚢がみえる 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2006.3月 |
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葉の表 2月 |
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葉の裏 側脈と網脈が隆起する |
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果実 イチジク状果。花嚢は果期にはいると果嚢と呼ばれる。 |
長さ約4cmの倒卵形で秋にやや紫色に熟す。 雌果嚢は甘く食べられるというが、雄果嚢は食べられない。 |
雌果嚢 |
( 画像 準備中 ) | ||
雄果嚢 |
果実をつけた枝 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.2月 |
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雄果嚢は紫色を帯びる 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2006.3月 |
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枝についたまま乾燥した雄果嚢 3月 |
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種子 |
楕円形で、長さ約1.5mm。 | ( 画像 準備中 ) | |
樹皮 |
枝の樹皮 直径1.5cm |
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枝の樹皮 直径1cm |
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托葉痕 若い枝には托葉が落ちたあとが環状に枝をとり巻く ハチマキと呼ばれる 大阪市天王寺区で 2008.2月 |
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冬芽 托葉が変化した2個の芽鱗に包まれる。 |
冬芽 前年の托葉が残る 大阪市天王寺区で2008.2月 |
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冬芽 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.2月 |
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同属の仲間の樹木 |
ヒメイタビ イチジク イヌビワ アコウ ガジュマル イタビカズラ |
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