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オリーブ 

モクセイ科オリーブ属   
学名:Olea europaea
   
枝葉 若い果実
  属名のOleaはオリーブの古名。種小名のeuropaeaはヨーロッパのの意。
 
  オリーブがわが国に入ってきたのは、幕末から明治時代のはじめとされる。
  オリーブは地中海沿岸で古くから栽培されている樹木であるから寒さは苦手であると思うが、岸和田市の市街地では植栽されたものを見ることができる。港緑町のアクアパーク、下野町の春木川緑道、加守町大宮保育所西側の公園である。
  とくに春木川緑道のものは、下枝を払われているものの自然樹形に近く果実も大きなものをつける。加守町のものは、私がみた時は強剪定を受けていたので花も実も期待できそうになかったが、その後はどうであろうか。港緑町のものは、まだ若い樹ながら果実をたくさんつけていた。

  果実を塩漬けにしてピクルスにする。カクテルのマティーニに添えられている緑色のものもオリーブの果実である。
  この頃はオリーブオイルを料理に使うことが増えたが、オイルは完熟した果実から採油する。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑高木。高さ15m、直径1mになる。
春木川緑道のオリーブ

2007.11月
樹形
加守町のオリーブ

2007.1月
樹形
港緑町のオリーブ

高さ2mほどの
若い樹

2007.5月
若い樹形
   環境  公園樹、庭木、小豆島などの栽培地
   雌雄同株。 花期:6月頃    
葉のわきから円錐花序を出し、黄白色の花をつける。
花は直径約6mmで4深裂し、芳香がある。
花序は葉のわきから出る

5月
花序のようす
花は6月ごろ 開花した花序
花は4深裂する

丸い緑色のものは ふくらんできた子房

6月
花のアップ
  対生。
葉身の長さは約4cmで、披針形〜狭長楕円形。革質で、ふちは全縁。表面は暗緑色で、裏面は白っぽい。両面とも鱗状毛があり、とくに裏面は密生する。
枝葉

5月
枝葉
葉の表

7月
葉の表
葉の裏
鱗状毛が密生する

7月
葉の裏
葉の裏

3月
葉の裏

   
    鱗状毛
表面の鱗状毛

グミ類の葉に
似ている
表面の鱗状毛
裏面の鱗状毛

一部をこすり取ってわかりやすくした
裏面の鱗状毛
果実  核果。
長さ約2cmの楕円形で、秋に黒く熟す。大きいものでは長さ4cmになる。
若い果実

下の2個は超若い

6月
若い果実
若い果実
白い萼が残る

ドングリに似た
感じがする

6月
若い果実
大きくなってきた
果実

港緑町で
7月
若い果実
色づいてきた果実

港緑町で
10月
色づいてきた果実
リンゴがなっているようにもみえる

港緑町で
10月
果実
色濃くなってきた

11月
色濃くなってきた果実
完熟した果実

11月
完熟した果実
春木川のオリーブの木から落ちた果実

直径2cmほどある
            11月
直径2cmほどの果実

      
        核
樹皮  
若い樹は、灰褐色でなめらか、丸い皮目が多い。成木ではたてに割れ目がはいり、老木ではさらに方形に割れてくる。
若い木の樹皮 成木の樹皮
      直径25mmの若い樹       加守町の樹
老木の樹皮
  樹齢60年の樹皮  香川県で
冬芽  
冬芽  
仲間の樹木  日本にはオリーブ属のうちオリーブだけが渡来している。

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