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ウラジロマタタビ  裏白木天蓼

マタタビ科マタタビ属
学名:Actinidia arguta var. hypoleuca
別名:ウラジロシラクチヅル    
葉は厚く光沢がある 葉の裏は白い
  属名のActinidiaは放射状のを意味するギリシア語から。種小名のargutaは鋭い歯の意。変種名のhypoleucaは下面が白いの意。

  名前の一部にマタタビとあるが、マタタビの仲間ではなくサルナシの変種である。保育社 「原色日本植物図鑑 木本」 には山中にやや稀とされ、たしかに和泉山脈の山麓でもまだ1個体に出会っただけである。

  岸和田市では塔原林道わきの斜面にたれ下がった個体を見る。


  雌雄雑居性。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉つる性。樹木や岩などにからんで伸びる。
他の樹木にからんで伸びる
      樹形      大沢町塔原林道で        2012.10月
伸び上がったところから
たれ下がる枝

大沢町塔原林道で
2010.6月
たれ下がった枝
環境  山地の林内、林縁
   雌雄雑居性。 花期:5〜7月    
若い枝の先の葉腋に集散花序を出す。花は下向きにつく。
花弁と萼片は5枚。

   両性花 
花柱は線形で多数
放射状に開出する
花後も残る
( 画像 準備中 )

   雄花 
葯は黒紫色 ( 画像 準備中 )
  互生。
葉身の長さは6〜10cm、楕円形〜広卵形、厚い革質。
ふちに細かい鋸歯がある。葉柄は長く淡紅色をおびる。 
たれ下がった枝葉
         枝葉       大沢町塔原林道で        2011.6月
葉の表

葉は厚く光沢がある

大沢町塔原林道で
2010.6月
葉の表
葉の裏は粉白色

大沢町塔原林道で
2010.6月
葉の裏
鋸歯は細かい

大沢町塔原林道で
2010.6月
鋸歯
葉柄は長く紅紫色をおびる

大沢町塔原林道で
2010.6月
葉柄は赤い
裏面は網状脈が
明瞭

大沢町塔原林道で
2011.6月
網状脈がよく見える
果実   液果。
長さ2cm余の広楕円形。秋に緑黄色に熟す。
 ( 画像 準備中 )

種子                 ( 画像 準備中 )
樹皮  灰褐色。太いつるの樹皮ははがれやすい。
葉痕 葉痕
     枝の樹皮と葉痕    大沢町塔原林道で   2011.6月
   葉痕は円形  維管束痕は1個
冬芽   隠芽。隆起した葉枕に隠れる。
    ( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木    マタタビ  サルナシ  キウイフルーツ
キウイフルーツ

鳥類によって種子が散布され最近は山地にはえているキウイを見ることも多い

和歌山県紀の川市の山地で
2008.11月
キウイフルーツ

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