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ハマヒサカキ

ツバキ科ヒサカキ属
(新しい分類体系APGVではサカキ科とされる)
学名:Eurya emarginata

別名:マメヒサカキ、ハマシャシャキ    
下から見た雄花 枝葉は平面に展開する
  属名のEuryaは広い、大きいの意。種小名のemarginataは凹頭のを意味する。
  本来の生育地は波しぶきをかぶる海岸の崖のような環境だが、公園や路側帯にも植えられる。ビシャコとも呼ばれるヒサカキの仲間だ。

  岸和田市では地蔵浜町浜工業公園に多数植えられている。海岸に近いというコンセプトで本種が選定されたのではないかと推測している。


  雌雄異株。

クリックすると、写真と説明にジャンプします。

樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑低木〜小高木。
高さ4mほどになる。よく分枝する。
樹形
高さ3mほど

地蔵浜町
浜工業公園で
2008.7月
樹形
剪定を受ける樹形

地蔵浜町
浜工業公園で
2004.12月
公園のハマヒサカキ
枝葉

地蔵浜町
浜工業公園で
2008.7月
枝葉
   環境  自生地は海岸沿い、庭木、公園樹
   雌雄異株。 花期:11〜12月    
葉のわきに数個の花が束生する。下向きに咲き、ヒサカキと同じように強い臭気がある。花弁は5枚。
   雌花    浪切ホール緑地で  2017.11月
   雄花    浪切ホール緑地で  2017.11月
 雌花と御雄花の比較    上ー雄花 下ー雌花  
   浪切ホール緑地で  2017.11月

   雌花 
直径2mmほどの倒卵形
雌しべは1本
花柱は短く先は3裂する
雄しべは退化している

浪切ホール緑地で
2017.11月

   雄花 
雄花

浪切ホール緑地で
2017.11月
雄花は直径5mmほどの広鐘形でコップ状
雄しべは多数

地蔵浜町
浜工業公園で
2004.12月
雄しべは多数ある
  互生。側枝では2列互生。
葉身の長さは約3cm、倒卵形。質はやや厚い。先はへこむことが多い。ふちに波状の低い鋸歯がある。両面無毛。
枝と葉は2列に並んで展開する

地蔵浜町
浜工業公園で
2008.7月
枝葉は平面に展開する
2列互生する葉

地蔵浜町
浜工業公園で
2008.7月
側枝では葉は2列に並ぶ
葉の表
濃緑色で強い光沢がある
脈はへこむ
ふちは裏に少し巻きこむ

7月
葉の表
葉の裏
淡緑色
主脈が隆起する

7月
葉の裏
果実   液果。
直径約5mmの球形、11〜12月に黒紫色に熟す。多数の種子が入る。
若い果実

地蔵浜町
浜工業公園で
2005.5月
若い果実
果実の色の変化

浪切ホール緑地で
2017.11月
フルーツのように色が豊かだ

浪切ホール緑地で
2017.11月
熟した果実
ほぼ1年かけて成熟する

地蔵浜町
浜工業公園で
2004.12月
果実は黒く熟す

種子  長さ2ミリほど、赤褐色。網目模様がある。
( 画像 準備中 )
樹皮  淡灰褐色でなめらか、浅いたてじわがある。
新枝は淡褐色。短毛が密生するが無毛のものもある。皮目はない。2年枝にはたてに細長い皮目ができる。
( 画像 準備中 )
冬芽  裸芽。
長さ4mmほどの披針形、無毛。緑色で赤味を帯びる。
( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木  
ヒサカキ   
南西諸島にはアマミヒサカキ、クニガミヒサカキなどの固有種がある

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