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ハナゾノツクバネウツギ 花園衝羽根空木 スイカズラ科ツクバネウツギ属 学名:Abelia × grandiflora 別名:アベリア、ハナツクバネウツギ |
属名のAbeliaはイギリス人の医師であり博物学者であるC.Abelの名から。grandifloraは大きい花のを意味する。(×印は種間交雑種であることを表す。) 中国産のアベリア・シネンシスAbelia chinensis とアベリア・ユニフロラAbelia uniflora を交配して作出された園芸品種で、日本には大正時代に渡来したとされる。日本の山地に自生するツクバネウツギと似ているが、ツクバネウツギにみられる下唇内面の網状紋がみられない。図鑑などでは果実は結実しないとされるが、秋になって果実の部分が膨らんだものを探すと中に種子をもつものを見つけることができる。 園芸種だけに花期が長く乾燥にも強いので街路樹、路側帯の植裁に利用される。公園にもよく植えられている。 岸和田市では地蔵浜町浜工業公園をはじめ多くの公園で見られる。花にはよい香りがあり、夏などに園路を歩いていると風にのって芳香が漂ってくる。 |
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樹形 半常緑低木。 |
高さ2mほどになる。よく分枝して茂る。図鑑では半常緑とされるが、岸和田市ではふつう常緑である。 |
樹形 地蔵浜町 浜工業公園で 2009.8月 |
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樹形 地蔵浜町 浜工業公園で 2009.8月 |
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剪定された樹形 地蔵浜町 浜工業公園で 2005.9月 |
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花をつけた枝 熊取町で 2009.7月 |
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環境 公園樹、街路樹、庭木、生け垣 |
花 雌雄同株。 花期:春〜秋 |
枝先や葉のわきから集散花序または円錐花序を出し、ろうと形の花を多数つける。花に芳香がある。花冠は長さ2cmほど、白色で淡紅色をおびる。萼は基部まで2〜5裂し、花が落ちたあとも長く残る。 |
花をつけた枝 地蔵浜町 浜工業公園で 2009.8月 |
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花をつけた枝 地蔵浜町 浜工業公園で 2009.8月 |
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花序 7月 |
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花序 6月 |
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花 9月 |
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下唇内面の網状紋がみられない | ||
花が落ちたあとは萼が目立つ 萼は緑色のこともある 熊取町で 2009.7月 |
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萼片が2、3裂することがある 熊取町で 2009.7月 |
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葉 対生。 |
葉身の長さは2〜5cm、卵形〜楕円形。先はにぶくとがり、ふちに粗く小さい鋸歯がある。 |
葉は対生する 熊取町で 2009.7月 |
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3輪生の葉 徒長枝などでみられる 熊取町で 2009.7月 |
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葉の表 暗緑色で光沢がある |
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葉の裏 有毛 |
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裏面は主脈基部とその両側に白く短い開出毛がある 7月 |
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果実 | 結実しないとされるが、一部に種子を形成したものを見ることがある。 |
果実 地蔵浜町 浜工業公園で 2007.8月 |
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果実は萼片の下につく 地蔵浜町 浜工業公園で 2007.8月 |
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種子 | 結実しないとされるが、たくさんの果実を調べると種子のようなものが見られることがある。 |
果実と種子と思われるもの 11月 |
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果実を割ってみると種子と思われるものが出てくる 11月 |
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種子は紡錘形 長さ5mmほど 11月 |
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成熟した種子(右) 12月 |
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樹皮 灰褐色。 |
( 画像 準備中 ) | ||
冬芽 |
( 画像 準備中 ) | ||
同属の仲間の樹木 |
ツクバネウツギ オオツクバネウツギ コツクバネウツギ |
野生種のツクバネウツギには下唇内面に網状紋がある | ||
花が濃いピンク色の品種はアベリア エドワード・ゴーチャーという これには下唇内面の網状紋がある |
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下唇内面に網状紋がみられるところから、これもエドワード・ゴーチャーかもしれない 二色浜海浜緑地で 2006.10月 |
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