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ヒメクロモジ  姫黒文字

クスノキ科クロモジ属
学名:Lindera lancea
別名:なし   
 
葉 花
  属名のLinderaはスウェーデンの植物学者Johann Linder の名から。種小名のlanceaは槍の形のを意味する。

  クロモジ属のなかで葉がもっとも小さいから名前にヒメがついた。他のクロモジ同様枝を折ると芳香があり、楊枝を作る。

  岸和田市では和泉葛城山の標高600m近くからあらわれる。塔原からの登山道で、頂上に近くなると谷側の斜面に多数見ることができる。山頂にある八大竜王社の直下でも見ることができる

  花は小さく目立たないので、花期に出会っても花が咲いていることに気がつきにくい。


  雌雄異株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉低木。高さ数mになる。
樹高1mほど

和泉葛城山登山道で
2013.8月
樹形
枝葉

和泉葛城山
登山道で
2013.8月
枝葉
花期の枝

和泉葛城山
登山道で
2014.4月
花期の枝
環境  山地の落葉樹林内
   雌雄異株。 花期:4月    
散形花序に3〜5個の黄緑色の花がつく。
葉が展開をはじめると開花する。
花
   ↑  花            和泉葛城山登山道で   2014.4月
花序の柄に毛が多い
 花序の柄に赤褐色の毛が多い    和泉葛城山登山道で 2014.4月

   雌花 
雌花序

和泉葛城山
登山道で 
2014.4月
雌花序
雌花
白い柱頭がみえる

和泉葛城山
登山道で 
2014.4月
雌花
花被片は6枚

まるい子房がみえる

和泉葛城山
登山道で 
2014.4月
雌花

   雄花 
雄しべはふつう9本

この花序には5個の花がつく

和泉葛城山
登山道で 
2014.4月
雄花
  互生。枝先に集まってつく。
葉身の長さは約7cm、細長く披針状長楕円形〜倒披針形。
先はよくとがる。はじめ長い絹毛が多い。葉柄にも絹毛が多い。
網脈は突出しない。
   幅がひろい葉       和泉葛城山登山道で   2013.8月
   標準的な形の葉        和泉葛城山登山道で   2013.8月
葉の表
先はよくとがる

和泉葛城山登山道で
2013.8月
裏面は粉白色

和泉葛城山登山道で
2013.8月
表面はしだいに無毛になるが主脈には絹毛が残った

和泉葛城山登山道で
2013.8月
葉柄にも絹毛が多い

和泉葛城山登山道で
2013.8月
新葉の裏面は長い絹毛が多い 新葉裏面の絹毛
果実   液果。
直径約5mmの球形、秋に黒く熟す。
果柄は先にしだいに太くなる。
    ( 画像 準備中 )

種子
( 画像 準備中 )
樹皮  灰褐色〜黒緑色。皮目がある。
若い枝は黄緑色〜褐紫色、皮目はない。
クロモジの名の由来である黒斑がみられることがある。
若い枝の樹皮
  
和泉葛城山
登山道で
2014.1月
若い枝の樹皮
クロモジの名前の由来である枝の黒色斑点

どの個体でも見られるわけではないようだ

和泉葛城山
登山道で 
2014.4月
黒班のある枝
緑色の樹皮 緑色でない樹皮
     緑色の樹皮  緑色でない樹皮もある  
冬芽  
葉芽は長さ1cmほどの紡錘形。花芽は小さく、同属のクロモジに比べると先がとがる。
花芽の柄に赤褐色の毛が多い。
夏期の冬芽

和泉葛城山
登山道で
2013.8月
まん中の長いものが葉芽
長さは1cm

両側の小さいものが花芽

和泉葛城山
登山道で
2014.1月
冬芽
同属の仲間の樹木  
クロモジ  ケクロモジ   ヤマコウバシ  カナクギノキ
シロモジ  アブラチャン  ダンコウバイ
カナクギノキ

和泉市
父鬼町鍋谷で
2007.6月
カナクギノキ
カナクギノキ
花と新葉

和泉市
父鬼町鍋谷で
2008.4月
カナクギノキ・花
シロモジの葉

和歌山県
野迫川村で
2005.6月
シロモジの葉
クロモジ

兵庫県
篠山市の山地で
2007.10月
クロモジ

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