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ヒペリクム・ヒドコート(タイリンキンシバイ) (ヒペリカム・ヒドコート と表記されることが多い) 大輪金糸梅 オトギリソウ科オトギリソウ属 学名:日本では Hypericum patulum cv. ’Hidcote’ とされるが、欧米 では Hypericum calycinum cv. ’Hidcote’ とされていて、こちら のほうが適正のようだ。 |
属名のHypericumはギリシア語で聖像の上の意。古代ヨーロッパで悪霊を払うために聖像の上にこの植物をつり下げたところからついた名という説がある。なお、ヨーロッパにおける聖ヨハネ祭(夏至の日にあたる)では、ドイツやイギリスの一部で現在でも悪霊を追い払うためにセイヨウオトギリを窓辺に挿す風習があるという(「週刊朝日百科 世界の植物」
朝日新聞社 1975 より)。 種小名のpatulumは開いているの意。もうひとつの種小名のcalycinumは萼が残るの意。 cv.で表される園芸種名の Hidcote は英国コッツウォルズ地方にあるナショナル・トラスト管理のヒドコート・マナー・ガーデン(Hidcote Manor Garden)で作出された由来を表している。 岸和田市では公園や緑地、民家の庭などで見ることができる。 一方、キンシバイ Hypericum patulum は花冠が完全に平開せずにカップ状にしか開かないというが、岸和田市内ではまだキンシバイらしき Hypericumに出会わない。ビヨウヤナギが古い民家などに残っているのと同様に、キンシバイも寺社や古くからある庭などにひっそりと残っているのかもしれない。最近緑化された公園や緑地で見るHypericumは、まずヒペリクム・カリキヌム(セイヨウキンシバイ)かヒペリクム・ヒドコートである。 雌雄同株。 |
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樹形 半常緑低木。 |
樹形 北町で 2008.6月 |
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花をつけた枝 港緑町で 2010.5月 |
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環境 公園樹、庭木 |
花 雌雄同株。 花期:6〜7月 |
枝先に2〜3個の花をつける。花は直径5cmほど、黄色。 花弁は5枚、平開する。 |
↑ 花 港緑町で 2010.5月 | |
花 北町で 2008.6月 |
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花 港緑町で 2010.5月 |
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花 大沢町牛滝で 2005.8月 |
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トモエソウの花に似たこんな花も見ることがある 港緑町で 2016.10月 |
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開きかけの花 下池田町で 2007.6月 |
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葉 対生。 |
葉身の長さは4〜8cmの狭長楕円形、全縁。両面無毛。 |
左ー表 右ー裏 |
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葉は対生する 大沢町牛滝で 2005.8月 |
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十字に対生するものもある 港緑町で 2006.3月 |
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果実 さく果。 |
長さ1cmほどの卵形。先に花柱が残る。 |
若い果実 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2007.7月 |
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若い果実 下池田町で 2007.6月 |
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種子 |
( 画像 準備中 ) | ||
同属の仲間の樹木 |
ビヨウヤナギ ヒペリクム・カリキヌム(セイヨウキンシバイ) キンシバイ |
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