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ピラカンサ (カザンデマリ、トキワサンザシ) バラ科ピラカンサ属 (新しい分類体系APGVではバラ科トキワサンザシ属とされる) 学名:Pyracantha |
属名のPyracanthaはギリシア語の火+トゲ、果実がまっ赤で枝にトゲがあるからである。 ピラカンサ類は明治時代以降に日本に渡来したとされるが、カザンデマリ(ヒマラヤトキワサンザシ)、タチバナモドキ、トキワサンザシの3種がよく知られる。タチバナモドキは葉裏に綿毛が密生する点で他の2種とは容易に区別できるが、他の2種は交雑種もあって区別が難しく、ここではこれら2種をまとめて属名のピラカンサの総称で紹介した。 岸和田市では地蔵浜町浜工業公園他の公園、施設の緑地、民家の庭などで見る。庭木としては実の数が多いカザンデマリが植えられていることが多い。 また野生化したものが市街地の空き地や郊外の空地などでしばしば見られる。特に地蔵浜町の府道29号大阪臨海線より海側の埋め立て地では野生の個体が多い印象がある。 雌雄同株。 |
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樹形 | 常緑低木。高さ2〜5mになる。よく分枝して茂る。 枝先はトゲになることが多い。 |
果期の樹形 植裁されたもののようだ 地蔵浜町 浜工業公園で 2005.10月 |
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樹形 これは野生の実生木のようだ 地蔵浜町 浜工業公園で 2008.11月 |
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花期の樹形 上の写真の個体が5年余で成長した 地蔵浜町 浜工業公園で 2014.5月 |
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実つきのよい枝 地蔵浜町 浜工業公園で 2017.10月 |
環境 公園樹、庭木、野生化したものも多い。 |
花 雌雄同株。 花期:5〜6月 |
複散房花序に白い花を多数つける。 花は直径1cmほど。雄しべは20本。 |
↑ 花 和歌山県紀の川市で 2007.5月 | |
↑ 葉が見えないほど花をつけた枝 港緑町で 2014.5月 | |
花序 和歌山県 紀の川市で 2007.5月 |
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葉 互生、短枝に束生する。 |
葉身の長さは2〜6cm、細長い。革質。タチバナモドキは全縁、カザンデマリとトキワサンザシはふちに低い鋸歯がある。 タチバナモドキは裏面に白い毛が密生するが、カザンデマリとトキワサンザシは両面無毛。 |
葉は短枝に束生する 地蔵浜町 浜工業公園で 2012.12月 |
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表面 この個体は葉の幅がひろいのでトキワサンザシと考えられる 地蔵浜町 浜工業公園で 2012.12月 |
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裏面 上の写真と同じ個体 地蔵浜町 浜工業公園で 2012.12月 |
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同じ短枝につく葉にも形は変化がある この個体は葉の幅がせまいのでカザンデマリが考えられる 港緑町で 2013.6月 |
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鋸歯は低い 地蔵浜町 浜工業公園で 2012.12月 |
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果実 ナシ状果。 |
直径5〜8mmの球形〜扁球形で、橙黄色、橙赤色、鮮紅色。 先端に萼が残る。5個の核が入る。 |
↑ 果実 富田林市総合運動公園で 2005.10月 | |
若い果実 地蔵浜町 浜工業公園で 2007.6月 |
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若い果実 雄しべがまだ残る 港緑町で 2013.6月 |
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果実 富田林市 総合運動公園で 2005.10月 |
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果実 下野町で 2008.12月 |
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果実 地蔵浜町 浜工業公園で 2012.12月 |
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果実 地蔵浜町 浜工業公園で 2012.12月 |
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核 |
果実には5個の核が入る 12月 |
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核 長さ2mmほど |
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樹皮 黒褐色。 |
枝の樹皮 枝先はトゲになることが多い |
樹皮 皮目がある 直径葯3cm 地蔵浜町 浜工業公園で 2012.12月 |
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冬芽 |
( 画像 準備中 ) | ||
同属の仲間の樹木 タチバナモドキ カザンデマリ |
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