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ブラシノキ、カリステモン(総称として) フトモモ科ブラシノキ属 学名:Callistemon |
属名のCallistemonは美しい雄しべの意。 ブラシノキはオーストラリア原産で日本には明治時代に渡来したとされる。英名で bottle brush と呼ぶように、理科の実験で使う試験管ブラシの形にそっくりだ。 ブラシノキ属には ブラシノキCallistemon speciosus、ハナマキC. citrinus、マキバブラシノキ C.rigidus などの種類があるが、あれこれ資料にあたってみても正確に分類できるだけの情報が乏しく、園芸上の名前と和名がごちゃごちゃになっていることもあり、ここでは前記の数種をまとめてブラシノキ属として扱うことにする。 上の写真のように果実は1年ごとにかたまって枝につき、割ると粉状の細かい種子があって、これをまくとよく発芽するという。原産地では山火事が発芽のチャンスになるそうだ。 岸和田市では三ヶ山町とんぼ池公園の入り口、通路わき(管理事務所の手前)に成木がある。港緑町の公園に数株が植えられている。たまに民家の庭に植えられているものを見ることがある。 雌雄同株。 |
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樹形 常緑低木。 |
高さ5mになる。花序の先から新枝が伸びる。 |
民家の庭先で 2004.5月 |
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港緑町で 2007.6月 |
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年ごとの果実が枝につく 港緑町で 2009.11月 |
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環境 公園樹、庭木。 |
花 雌雄同株。 花期:3〜7月 |
新枝のまわりに多数の花が密集してつき、開花すると花穂がブラシのように見える。花は濃赤色の雄しべが目立つ。ブラシの毛にみえるものが、雄しべの花糸だ。 |
↑ 花 三ヶ山町とんぼ池公園で 2005.6月 | |
花穂の下部から開花が始まった 三ヶ山町とんぼ池公園で 2005.6月 |
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雌しべが先に伸びてきた 雄しべの花糸はまだたたまれている 三ヶ山町とんぼ池公園で 2005.6月 |
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雄しべが伸びて花穂全体がブラシの形になった 三ヶ山町とんぼ池公園で 2005.6月 |
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花穂の上部 港緑町で 2014.6月 |
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雌しべと雄しべ 港緑町で 2014.6月 |
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花の中心に雌しべがある(矢印) 港緑町で 2014.6月 |
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花後のようす 港緑町で 2014.6月 |
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シロバナブラシノキ 貝塚市二色南町で 2008.6月 |
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葉 互生。 |
枝葉 港緑町で 2005.9月 |
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葉が細長いこの木はマキバブラシノキだろうか 2004.5月 |
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上の写真の木の葉 長さ6.7cm |
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港緑町の公園の個体 葉の表 港緑町で 2014.6月 |
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表面の腺点 港緑町で 2014.7月 |
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裏面のほうが腺点が多い 港緑町で 2014.7月 |
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新しい枝葉は今年の花穂の先から伸びる (花はもう果実になった) 港緑町で 2014.6月 |
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果実 直径8mmほどのさく果。 |
枝のまわりにとりまいてつく。木質化して枝に数年つき、発芽能力をもちつづける。 ごく小さな種子が多数はいる。 |
↑ 果実 港緑町で 2009.11月 | |
前年の果実 港緑町で 2014.6月 |
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今年の果実 港緑町で 2005.9月 |
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今年の果実 港緑町で 2009.10月 |
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数年前の古い果実 港緑町で 2005.9月 |
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種子 長さ1.5mmほどのごく微細なもの。 |
左の果実は直径8mmほど このなかに多数の微細な種子がはいる 粉状ともいえる吹けば飛ぶような種子だ |
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細長い種子は長さが1.5mm | ||
樹皮 灰褐色。縦に裂け、細長くはがれる。 |
港緑町の公園の個体 2014.6月 |
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港緑町の公園の個体 2014.6月 |
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冬芽 |
港緑町の公園の個体 2010.2月 |
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