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フユイチゴ  冬苺

バラ科キイチゴ属
学名:Rubus buergeri
別名:カンイチゴ   
果実は冬に赤く熟す
  属名のRubusは赤いの意味で、キイチゴのラテン古名。種小名のbuergeriはシーボルトの助手として来日し日本の植物を研究した Heinrich Burger の名から。

  岸和田市では和泉山脈の麓にあたる塔原町、大沢町などの山地でふつうに見ることができる。とくに林床に多い。
  色彩の乏しい冬枯れの山では緑の葉と赤い実のフユイチゴはとてもきれいだ。見つけるとつい手をのばして口に入れてみるが、それほどおいしいものではない。ナガバモミジイチゴほどの甘味はなく、酸味が強いように感じる。
つる性に伸びてところどころに根をおろし、株をふやすので群生状態になる。そんな場所ではまるでイチゴ畑のような印象だ。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑つる性低木。茎は地上を這う。
果期の樹形

河合町の山地で
2008.1月
果期の樹形
果期の樹形

果実はかたまってつく

河合町の山地で
2008.1月
果期の樹形
環境   低山地にふつう、林内に多い。
   雌雄同株。 花期:7〜11月    
枝先や葉のわきに花序をだす。枝先の花序は細長い複合花序になる。花は直径1cmほど。花弁は5枚、白色。萼の外面や花柄に淡褐色の短毛が密生する。


河合町の山地で
2011.9月
花
雌しべも雄しべも多数

河合町の山地で
2011.9月
雌しべも雄しべも多数
雌しべは雄しべより長い

河合町の山地で
2011.9月
雌しべは雄しべより長い
萼の外面や花柄に毛が多い

河合町の山地で
2011.9月
萼と花柄の毛
  互生。
葉身の長さは5〜10cm、ほぼ円形、浅く3〜5裂する。ふちに細かい鋸歯がある。葉柄に短毛を密生する。
葉の表は濃緑色で光沢がある

脈ぞいに短毛がある
    ( 画像 準備中 )
葉の裏面

河合町の山地で
2011.9月
葉の裏面
脈ぞいに短毛が多い

河合町の山地で
2011.9月
裏面の毛
鋸歯

河合町の山地で
2011.9月
鋸歯
果実   キイチゴ状果。
      (果床の上に小さな核果が多数集まった集合果)
直径約1cmの球形、冬に赤く熟し食べられる。
果実をつけた枝

河合町の山地で
2008.1月
果実をつけた枝
果実をつけた枝

土生滝町
神於山で
2006.1月
果実をつけた枝

種子     ( 画像 準備中 )
         
樹皮  茎は緑色。
茎や枝に褐色の短毛が密生する。
ところどころにトゲがあるか、ないこともある。
         
             ( 画像 準備中 )
冬芽  
       ( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木  
単葉のもの ニガイチゴ  ナガバモミジイチゴ  クマイチゴ  カジイチゴ
ミヤマフユイチゴ  ホウロクイチゴ  ビロードイチゴ
複葉のもの クサイチゴ  ナワシロイチゴ  エビガライチゴ  コジキイチゴ
バライチゴ  ヒメバライチゴ   オオバライチゴ
  クロイチゴ

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