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カラタネオガタマ 唐種招霊

モクレン科オガタマノキ属
(新しい分類体系APGVではモクレン科モクレン属とされる)

学名:Micherlia figo
別名:トウオガタマ   
花
  属名のMicherliahaはスイス人の名から。種小名のfigoは結びつける、固定するの意。

  カラタネオガタマは江戸時代に中国から渡来した樹木で、中国名は含笑花という。英名でbanana bush(バナナの木)というのは、花に甘い芳香がありバナナの香りがするところからの名である。
 
  岸和田市では、三ヶ山町とんぼ池公園の花木園斜面に数株植えられているので、そちらで観察することができる。また西之内町兵主神社でも境内南端の川にちかい場所に1株がみられる。


 雌雄同株。

クリックすると、写真と説明にジャンプします。

樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑低木。高さ5mになる。
樹形

三ヶ山町
とんぼ池公園
花木園で
2006.9月
樹形
花をつけた枝

西之内町
兵主神社で
2009.5月
葉に光沢がある
    花をつけた枝

    大阪市
    長居植物園で
    2007.5月
花をつけた枝
    環境  公園樹、庭木
   雌雄同株。 花期:5月        
葉のわきに直径約3cmの黄白色の花をつける。花は甘い香りがある。花弁は6枚に見えるが、厳密にはやや幅広の外側の3枚は萼で、やや幅が狭い内側の3枚が花弁である。しかし、厳密に区別せずにふつうは6枚の花被という。 
つぼみは茶色の
毛が密生する

11月
つぼみ
つぼみはかなりふくらんだ

3月
つぼみ
つぼみ

三ヶ山町
とんぼ池公園
花木園で
2007.4月
つぼみ
開花直前

西之内町
兵主神社神社で
2010.4月
開花直前
これぐらい開くと強い芳香がある

西之内町
兵主神社神社で
2009.5月
つぼみと開きかけの花
開きかけの花

外側の3枚の花被のようすがよくわかる
もどり咲きの花

三ヶ山町
とんぼ池公園
花木園で
2006.11月
開きかけの花
花被のふちは紅い

大阪市
長居植物園で
5月
花
花の中心

下部に雄しべがつく(クリーム色の細長いもの) 
上部に雌しべがつく(緑色のもの)

雌しべ群には柄がある
花の中心
  互生。
葉身の長さは約6cmで、倒卵状楕円形。質は革質で光沢があり、ふちは全縁。シキミの葉に似ている。(区別のしかたは下記参照)
若い枝から葉柄の下部にかけて、褐色の毛が密生する。
葉の表

光沢がある
5月
葉の表
葉の裏

側脈ははっきり
しないことが多い
葉の裏

 葉によるシキミとの区別
カラタネオガタマの葉 シキミの葉
カラタネオガタマ
葉柄ー長さ5mm以下、有毛
シキミよりひと回り小形
シキミ
葉柄ー長さ7mm〜2cm
     無毛
果実  袋果が集まった集合果。      
同じモクレン科のコブシなどの果実に似る。
若い果実

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.11月
若い果実
5個の種子が成長している

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.9月
果実
   種子
    ( 画像 準備中 )
樹皮  
  ( 画像 準備中 )
冬芽  褐色の毛が密生する。
右はしの冬芽は葉芽
大きい冬芽は花芽

1月
同属の仲間の樹木     オガタマノキ
ベニバナカラタネオガタマはカラタネオガタマの園芸種で花の色から ポートワインと呼ばれる。

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