カリン

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カリン　花梨　

バラ科ボケ属
学名：Chaenomeles　sinensis
別名：なし　

　属名のChaenomelesは裂けたリンゴの意で、果実に裂け目ができるところからであろう。種小名のsinensisは中国のの意。

　原産地の中国から渡来したとされる。
　同属のボケは低木、カリンは高木になる違いはあるが、果実はよく似ている。どちらも石細胞が多く、かたくて生食できない。果実の大きさは樹の大きさ同様、カリンのほうがかなり大きい。
　そのままでは食べることができない果実だが芳香があるので、室内に置いてその香りと姿を楽しむことができる。材はかたく、光沢がある赤褐色で美しいため床柱などの建築材に利用する。

　岸和田市では民家の庭先に植えられているのを見かけるが、三ヶ山町とんぼ池公園でも見ることができる。花木園の池の北東側にまとまって植えられている。

　 雌雄同株。

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樹形 環境花葉果実樹皮冬芽仲間の樹木

樹形　　落葉高木。高さ10ｍになる。

	たくさんの果実をつけた樹形上野町で 2006年12月
	若い木の樹形三ヶ山町とんぼ池公園で 2008．8月

　　　環境　　庭木、公園樹

花　　 雌雄同株。　花期：春

短枝の咲に、直径約3ｃｍの淡紅色の花をつける。
花弁は５枚。両性花と雄花がある。


	（　画像　準備中　）

葉　　互生。

葉身の長さは約7cmで、倒卵形～楕円形。ふちは腺状の細鋸歯がある。葉柄の長さは約1cm｡

	葉の表陽当たりの良い環境では葉が厚い三ヶ山町とんぼ池公園で 2008．8月
	葉の裏三ヶ山町とんぼ池公園で 2008．8月
	鋸歯は腺状三ヶ山町とんぼ池公園で 2008．8月
	新葉の展開和泉市大野町で 2009．2月

果実　　ナシ状果。　　　　　　

長さ10～15ｃｍの楕円形～倒卵形で、秋に黄色に熟す。熟した果実は芳香がある。果肉はかたく渋いので生食はできないが、カリン酒として咳止めに用いたり、ジャム、砂糖漬けなどにもするという。

若い果実

5月

	大きくなってきた三ヶ山町とんぼ池公園で 2008．8月
	熟した果実和泉市大野町で 2009．10月


	種子

樹皮　　緑色を帯びた褐色。　　　　　　

成木では鱗片状にはがれ、不規則な模様をつくる。


	成木の樹皮	赤味が強い樹皮

冬芽　　

	2月

同属の仲間の樹木　　　　　　クサボケ　　　ボケ

	葉の表陽当たりの良い環境では葉が厚い三ヶ山町とんぼ池公園で 2008．8月
	葉の裏三ヶ山町とんぼ池公園で 2008．8月
	鋸歯は腺状三ヶ山町とんぼ池公園で 2008．8月
	新葉の展開和泉市大野町で 2009．2月