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ゲッケイジュ   月桂樹

クスノキ科ゲッケイジュ属
学名:Laurus nobilis

別名:ローレル   
葉 果実
  属名のLaurusはローレル(月桂樹)のラテン語。種小名のnobilisは高貴なの意。

  ゲッケイジュ
は地中海沿岸が原産地で、日本には明治時代に渡来したとされる。ゲッケイジュといえばマラソン競技の勝者が頭にのせる月桂冠が有名であるが、これは古代ギリシャ、ローマの風習を受け継いだものである。
  葉をちぎると独特の香りがするが、その匂いの成分はシネオールである。葉を乾燥したものはローリエ、ベイリーフなどと呼んでハーブとして料理に使われる。果実は油分を多く含み、ヨーロッパではリューマチの塗り薬にするという。

  岸和田市では中央公園(西之内町)、浜工業公園(地蔵浜町)、港緑町の公園などで見ることができる。また民家の庭木として見ることも少なくない。
  図鑑などでは、日本では雌株は少ないとされるがそうでもないようで、浜工業公園と港緑町の公園のものは雌株で果実を見ることができる。下池田町府営団地の敷地内にも雌株がある。旅先でも気をつけているとけっこう雌株を見ることがある。

  雌雄異株。

クリックすると、写真と説明にジャンプします。

樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑中高木。
高さ12mになる。枝が多く、葉も密につく。
樹形
高さ5mほどの木
この木は雌株

地蔵浜町
浜工業公園で
2005.8月
樹形
花期の枝
この木は雌株

地蔵浜町
浜工業公園で
2011.4月
花期の枝
枝葉
この木の葉は波打つ

地蔵浜町
浜工業公園で
2005.8月
枝葉
雌花をつけた枝

泉佐野市
ダンバラ公園で
4月
雌花をつけた枝
   環境  公園樹、庭木
   雌雄異株。 花期:4月         
葉のわきに数個の散形花序を出す。花序には柄がある。
花弁は黄白色。
   雌花
雌花をつけた枝

地蔵浜町
浜工業公園で
2011.4月
雌花をつけた枝
     雌花 

     4月
雌花
この雌花の花弁は赤味を帯びる

下池田町
府営団地で
2008.4月
雌花
雌花

地蔵浜町
浜工業公園で
2011.4月
雌花
雌花
緑色の子房の上に白い柱頭がみえる
柱頭は盤状

4月
雌花
受精後の雌花
子房が大きくなってきた

4月
雌花 

   雄花
雄花
雌花にくらべ華やか

4月
雄花
雄花のつぼみ
雄しべの先がのぞいている

港緑町の公園で
2008.3月       
雄花のつぼみ
     雄花

     4月
雄花
雄しべの先に黄色の腺体がつく

4月
雄花
   互生。  
葉身の長さは約8cmで、長楕円形〜狭長楕円形。葉をちぎると独特の香りがある。質は革質でかたい。先はとがり、ふちは全縁、波打つことも多い。葉柄は赤味を帯びる。
葉の表

ふちが波打た
ないもの
葉の表
葉の表

ふちが波打つ
もの
葉の表
葉の表
葉の巾が広く先はとがらないもの

大阪市立
長居植物園で
葉の表
葉の裏

葉柄が赤い
葉の裏
葉の裏

葉柄が赤くないもの
葉の裏
果実  液果。
長さ約1cmの楕円状球形で、夏は緑色で白い斑点が入り光沢がある。秋に黒紫色に熟す。
若い果実

泉佐野市
ダンバラ公園で
5月
若い果実
若い果実

港緑町で
7月
若い果実
若い果実は緑色で光沢がある
白い斑点が入る

地蔵浜町
浜工業公園で
7月
黒紫色に熟した果実
枝と果実に赤いカイガラムシがついている

下池田町で
12月
熟した果実
熟した果実
長さ約1cm

10月
熟した果実
   種子
表面に色の濃い
斑点がある

若い時の果皮の
白い斑点と関係
があるのだろうか
種子
樹皮  灰色で皮目が多い。
樹皮 樹皮
     浜公園の個体の樹皮    大阪市立長居植物園のもの
冬芽  
葉芽
卵形で先はとがる

12月
葉芽
花芽
柄がある

12月
雌株の冬芽
とがった頂芽は葉芽
丸いのが花芽

地蔵浜町
浜工業公園で
2月
頂芽と側芽
同属の仲間の樹木  
ゲッケイジュ属のうち、日本にはゲッケイジュだけが渡来している。

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