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ギンバイカ  銀梅花

フトモモ科ギンバイカ属
学名:Myrtus communis
別名:ギンコウバイ、ギンコウボク、祝いの木   
花は長い雄しべが目立つ 果実は黒紫色に熟す
  属名のMyrtusはこの属を指すギリシア語から。種小名のcommunisはふつうのを意味する。同じフトモモ科のブラシノキ、ユーカリノキと同じように花は多数の雄しべが目立ち美しい。原産地は南ヨーロッパから北アフリカである

  ギンバイカはアラビアやヨーロッパではミルテmyrteの名で古くから親しまれている木である。英名Myrtleは英和辞書にVenusの神木とあるが、Venusはギンバイカの花飾りをよく身につけたという。ヨーロッパでは花嫁の持つブーケにミルテの小枝を添えるのが習慣で、花嫁が新居につくとすぐに戸口に植えたそうだ。その習慣にちなんで別名祝いの木とも呼ばれる。

  原産地では果実は酒や食物の香りづけに用い、香水の原料にしたという。また果実や葉からリキュールを作るという。

  岸和田市では公園ではまだ出会わないが、南上町で民家の門口に植えられているのに出会ったことがある。


  雌雄同株。

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樹形  環境     果実  仲間の樹木

樹形  常緑低木。
高さ3mになる。枝は密生し、自然に整った形になる。
若い木

大阪市住吉区で
2007.11月
若い木
枝葉
(フラッシュ使用)

大阪市住吉区で
2007.11月
枝葉
環境    庭木、公園樹。
   雌雄同株。 花期:5〜6月    
直径2cmほどの白い花が多数つく。
花
    花           和泉市尾井町で   2009.6月
つぼみ
     つぼみが可愛い        和泉市尾井町で   2009.6月
雌しべは雄しべより長く突き出る

雄しべは多数

和泉市尾井町で
2009.6月
花は長い雄しべが目立つ
雄しべが目立つ花はセイヨウキンシバイの花とよく似る

和泉市尾井町で
2009.6月
花
  対生。
葉身の長さは約4cm、楕円形〜長楕円形。
先は鋭くとがり、ふちは全縁。傷つけると芳香がする。
枝葉
     枝葉         大阪市住吉区で    2006.12月
枝葉
     枝葉           下池田町で   2005.11月
左ー表、右ー裏 葉
表面

光沢がある

和泉市尾井町で
2009.6月
葉の表
裏面

和泉市尾井町で
2009.6月
葉の裏
果実   液果。
晩秋に黒紫色に熟し、食べられる。芳香がある。
果実
    ↑  果実         大阪市住吉区で    2007.11月
若い果実


2007.9月
若い果実
果実
果柄が長い

2007.11月
果実
果実

下池田町で
2005.11月
果実

種子
果皮を破ると数個の種子が現れる
種子
種子の大きさは
2mm×4mm
種子
同属の仲間の樹木  
ギンバイカ属は日本では本種だけが知られる。

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