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キョウチクトウ 夾竹桃

キョウチクトウ科キョウチクトウ属
学名:Nerium indicum

別名:なし   
赤い花 白い花
  属名のNeriumは多湿の意で、セイヨウキョウチクトウが湿地に多いところからの命名という。種小名のindicumは、インド産の意。

  キョウチクトウはインド原産で中国を経由して江戸時代に日本に入ってきたとされる。中国名の夾竹桃が和名になっている。葉が竹に、花が桃に似ることからこの名になったといわれる。
  セイヨウキョウチクトウが多湿を好むのに対してキョウチクトウは乾燥、大気の汚染に強いので、都市の緑化、道路脇の植裁によく利用される。真夏の猛暑のなかで次々に花をつける姿は、強い生命力を感じさせる。
  有毒成分を含む故かひと頃は排除されたこともあったらしいが、私的には好きな樹木のひとつである。私が通っていた小学校にこの樹がたくさん植えられており、こども心にその姿を愛でていたものと思われる。もうひとつ、夏が好きな自分としては、暑さのなかで花をつける樹々は仲間のような気がするのである。
  花には芳香があり、ジンチョウゲやキンモクセイのように強い香りではなくやさしい感じのする匂いも好ましい。

  図鑑によっては国内では果実がつくことは少ないとするが、岸和田市内で見る限り剪定を受けていないものはけっこう果実をつけている。地蔵浜町にあるコジマ関西物流センター敷地の東南側に生け垣として植えられているものが果実を観察しやすい。2010年2月の状況では低い枝にも果実をつけているが、あまりに茂っているのでそのうちにばっさりと切り込まれてしまうかもわからない。その他地蔵浜町浜工業公園、流木公園墓地でも果実をつけた個体を見る。どちらのものもあまり剪定を受けていないので、秋から冬にかけて枝先をよく見ると細長い果実がついているのを見ることができるはずである。
  果実を期待しなければ小公園や緑地に植えられたものはよく見る。


  雌雄同株。

クリックすると、写真と説明にジャンプします。

樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑小低木。
株立ちで枝がよく分かれ、全体がこんもりした状態になる。
高さ5mほどになる。
夏の樹形
高さ4mほど
何本も植えられ全体がひとかたまりになっている
撮影位置まで香りが漂ってきた

岸和田港で
2008.8月
夏の樹形
花期の樹形

地蔵浜町
浜工業公園で
2007.8月
夏の樹形
花をつけた枝

地蔵浜町
浜工業公園で
2005.8月
夏の樹形
   環境   公園、道路脇
   雌雄同株。 花期:6〜10月     
次々に花が開き、何か月も咲き続ける。枝先に集散花序を出し、直径約4cmの花を多数つける。基部が筒状の合弁花で先は5裂する。八重咲きもある。花の色は桃、赤、白など変化がある。花には芳香がある。
代表的な花色

地蔵浜町
浜工業公園で
2005.8月
赤い花
  花の種類
桃色の花
もっとも多く見る桃色の花
八重咲きの白い花 一重咲きの白い花
    八重咲きの白い花


花の裂片がプロペラのように一方に巻いた花
同属のテイカカズラの花に似る
  輪生。
ふつう3枚ずつ輪生するが、4輪生、対生もある。葉身の長さは6〜20cmで、狭長楕円形。質は革質で、ふちは全縁、先はとがる。両面とも無毛。細かい平行脈が整然と並ぶ。
    葉の表 葉の表
    葉の裏 葉の裏
平行脈のようす
裏面
平行脈のようす
葉の3輪生のようす 葉は3輪生
果実  袋果。    
長さ約12cmの線形で、秋〜冬に熟し縦に裂けて多数の種子を出す。花も同属のテイカカズラと似るが、果実もよく似ている。

図鑑によっては国内では果実がつくことは少ないとするが、岸和田市内で見る限り剪定を受けていないものはけっこう果実をつけている。寒い時期に樹の梢を見上げると、以下の写真のような果実を見つけることができる。浜工業公園でも見るし、流木墓地公園でも見ることができる。たしかに多数の花をつけるわりには果実の数は少ない。桃色の花の樹が果実をつけるとされる。  
若い果実
この木には見上げた範囲で1個の果実がついているだけだった

地蔵浜町
浜工業公園で
2008.10月
若い果実
果実

地蔵浜町
浜工業公園で
2009.12月
果実
果実の基部には萼片が残る

地蔵浜町
浜工業公園で
2009.12月
萼片が宿存する
果実の先

地蔵浜町
浜工業公園で
2009.12月
果実の先
3個の果実がみえる

上は裂開が終わり種子が飛散している
  
中は裂開しかけたもの
  
下はまだ裂開していな い

内畑町で
2008.3月
果実
        
          果実が裂けはじめて
          種子がのぞいてきた

                     3月

果実の裂けはじめ
果実が裂け種子が飛散をはじめた

3月
種子の飛散
風にのってできるだけ遠くへ
ススキの穂にも似ている

3月
種子の飛散
種子を出したあと

地蔵浜町
浜工業公園で
2009.12月
種子を出したあとの果皮

  種子  長さ約1cmの線形で、短毛が密生し、先に長い冠毛が多数つく。
    裂ける前の果実を採取し部屋のなかに置いていたらこのように変化した
種子が出てきた
     種子 種子
右の種子には短毛が密生する
左の種子には毛がみえない
種子
    種子 種子
  種子の冠毛     種子の冠毛
樹皮  なめらかで丸い皮目が多い。
樹皮 樹皮
若い木の樹皮 直径3cm   成木の樹皮  直径10cm  
冬芽  
 ( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木  
セイヨウキョウチクトウと呼ばれるものは原産地が地中海沿岸とされ、花に芳香がない。葉は3〜6枚が輪生する。

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