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ココスヤシ ここす椰子

ヤシ科ブラジルヤシ属
学名:Butia yatay
  
 
葉は弓のように大きく曲がる オレンジ色に熟した果実は食べられる
  属名のButiaは葉柄のとげが曲がっているの意。種小名のyatayの意味は不明。
 
  ブラジルヤシ属のヤタイヤシとブラジルヤシはよく似ていて区別が難しいことに加え国内にそれぞれの純粋種は少なく、造園業界では両者を 「ココスヤシ」 とまとめて呼んでいるそうなので、ここでも厳密に区別せずにココスヤシとして扱った。
  果実は甘く食べられるが、試食してみたところ味は良いものの繊維が多く食べではなかった。国内の動物園では動物のおやつとして利用しているらしい。

  岸和田市では西之内町中央公園、港緑町の公園、荒木町北公園、流木墓地公園で見ることができる。港緑町の公園にあるものはそれほど大きいものではないが、毎年たくさんの果実をつけ、夏の終わりにはあたりに熱帯フルーツの香りを漂わせている。この果実は赤味の強いオレンジ色をしているので、ヤタイヤシのほうかもわからない。

 
  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 仲間の樹木

樹形  常緑小高木。高さ8mほどになる。
樹形
樹高3mほど

港緑町の公園で
2007.9月
樹形
樹形

流木墓地公園のココスヤシはかなり大きい
果実をたくさん落としている

流木墓地公園で
2007.9月
樹形
葉のようす

葉軸が大きく弓なりに反り返る

港緑町の公園で
2007.9月
大きくカーブする葉
   環境  公園
   雌雄同株。 花期:7〜8月    
葉の間から長さ1mほどの花序を出し、小さな花を多数つける。
つぼみ つぼみ
つぼみがいくつも出てきた
花序は堅い苞に包まれる  7月
つぼみがふくらんできた   7月
開花

苞が二つに割れたようにみえるが苞が2つあるのだ
苞は1カ所で裂ける

上の苞がこの花序のものである
下のものはまだ苞が裂けていないつぼみの状態

港緑町の公園で
2008.7月
花序
花序

花は赤紫色
後方に別の花序がはいった苞がみえる

港緑町の公園で
2008.7月
花序
花序の一部

港緑町の公園で
2007.7月
花


港緑町の公園で
2007.7月
花
花後の苞

まるで舟のようだ
非常にかたい

港緑町の公園で
2008.8月
花後の苞
  長さ約2mの羽状複葉。
葉軸が大きく弓のようにそり返る。
小葉は長さ50cmほどで緑灰色。質は革質。
葉軸が大きく弓なりに反り返る
葉柄も含めて長さ3mもある

港緑町の公園で
2007.9月
カーブする葉軸
葉軸と小葉のつきかた
葉軸と小葉のつきかた
小葉の基部

小葉をひねったようなつきかた

小葉は山型に折ったような形
小葉の基部
果実  液状果。
直径約2cmの卵形で、8〜9月に熟す。
甘い芳香があり食べられる。
   果序の成長   開花から果実が熟すまでの期間は1月ほど。
若い果実 色づいてきた果序
   1 緑色の若い果実    2 すこし色がついてきた
色づいてきた果序 地面におちた果実
   3 果序全体が色づいてきた   4 完熟した果実は地面に落ちる

   果実の成長
若い果実 若い果実
 1 ドングリのような若い果実 2 太ったドングリのような若い果実
緑色がぬけてきた果実 色づいてきた果実
   3 緑色がぬけてきた   4 下のほうが赤くなってきた
完熟した果実 地面におちた果実
 5 完熟した果実 
   甘い香りがしてもう食べられる
 6 熟れきって地面におちた果実


   種子
種子 種子
  果肉の繊維を取り除いた状態

 一方からみると目が二つあるよう
 で可愛い
樹皮   葉柄が長くのこる。
幹は葉柄とそのトゲで
おおわれる
樹皮
中央公園のものは人為的に葉柄を取り除かれている

2008.12月
樹皮
同属の仲間の樹木  ヤタイヤシ、ブラジルヤシ

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