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コムラサキ  小紫

クマツヅラ科ムラサキシキブ属
(新しい分類体系APGVではシソ科とされる)
学名:Callicarpa dichotoma

別名:コシキブ   
果実は紫色 花はうすい紫色
  属名のCallicarpaは美しい果実の意。種小名のdichotomaはふたつに分かれたの意。

  果実が紫色で美しいので庭木として利用されてきたが今では野生のものは少なく、ムラサキシキブの名前で庭木として知られる場合が多い。庭や公園にムラサキシキブとして植えられているものはほとんどがこのコムラサキである。コムラサキとムラサキシキブの区別のしかたは花(つぼみの状態でもよい)か果実があれば可能だ。(下記を参照)

  岸和田市ではおそらく野生のものは見られないであろう。民家の庭や公園に植えられたものを見る機会は多い。


  雌雄同株。

クリックすると、写真と説明にジャンプします。

樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木
花序、果序によるコムラサキとムラサキシキブの区別

樹形  落葉低木。高さ2mになる。枝先は垂れる。
樹形

北町で
2007.9月
樹形
花期の枝

和泉市
蔭涼寺で
2008.7月
花期の枝
果期の枝

別所町で
2008.11月
果期の枝
   環境  庭木、公園樹。 自生地は湿地の近く。
   雌雄同株。 花期:7〜8月    
葉のつけ根から少し上に集散花序を出す。花序に淡紅紫色の花が10〜20個つく。花冠は長さ3mmほど、上部は4裂する。
萼は椀状、低い4歯がある。
花序
     花序       和泉市 蔭涼寺で    2008.7月
花序
     花序       和泉市 蔭涼寺で    2008.7月
花期の枝

福岡県
北九州市で
2007.7月
花序

雌しべ、雄しべともに花冠から長く突き出る

福岡県
北九州市で
2007.7月
花
雌しべは雄しべよりも長く突き出る

北町で
2009.9月
花
  対生。
葉身の長さは約5cm、倒卵状楕円形〜倒卵状長楕円形。
先は長くとがり上半部にあらい鋸歯がある。


北町で
2007.9月
葉
葉の表
脈上にまばらに細毛がある
( 画像 準備中 )
裏面
腺点が多い
( 画像 準備中 )
果実   核果。
直径3mmほどの球形、紫色に熟す。4個の核が入る。
果実は紫色に熟す
       果実     富田林市総合スポーツ公園で   2005.10月
若い果実
      若い果実           北町で    2007.9月
若い果実

北町で
2009.9月
若い果実
色づき始めた

北町で
2007.9月
若い果実
果序

富田林市
総合スポーツ公園で
2005.10月
果序

核     長さ2mmほどの扁平な倒卵形。
( 画像 準備中 )
花序、果序によるコムラサキとムラサキシキブの区別
ムラサキシキブの花序(果序)は葉のわきから出る 花序のつく場所の違い
コムラサキの花序(果序)は葉のつけ根から少し上の方に出る
樹皮  黄褐色でなめらか、淡褐色の皮目が散在する。
枝の樹皮は紫色をおびる。はじめ星状毛があるが、のち無毛。

福岡県
北九州市で
2007.7月
枝にはじめ星状毛がある
冬芽  
側芽は小さい
芽鱗が2〜3対ある
     ( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木  
トサムラサキ  ムラサキシキブ   ヤブムラサキ   ビロードムラサキ
花や葉がひとまわり大きいオオムラサキシキブはムラサキシキブの変種
実が白く熟すものをシロシキブ(品種)という

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