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クサイチゴ   草苺

バラ科キイチゴ属
学名:Rubus hirsutus
別名:ワセイチゴ、ナベイチゴ、カンスイチゴ   
花 葉は複葉
  属名のRubusは赤いの意味で、キイチゴのラテン古名。種小名のhirsutusは毛が多いの意。
 
本種の果実は酸味が少なく、種類が多いキイチゴのなかでもおいしいほうにはいるのではないかと思っている。
  別名のナベイチゴは果床からはずした果実が中空で鍋の形に似ているからついた名のようだ。カンスイチゴのカンスとは鑵子(かんす)のことで茶の湯に用いる茶釜を指し、これも果実の中空の形からの名と思われる。

  岸和田市では和泉山脈の麓にあたる塔原町、大沢町、相川町、河合町の低山地、土生滝町などの丘陵でふつうに見ることができる。藪や道ばたなどに多い。市街地でも空き地で見ることがある。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  半常緑小低木。
よく分枝し、高さ60cmになる。
根は横に伸びてところどころに新苗を出す。
樹形

港緑町で
2009.4月
樹形


和泉市
大野町で
2007.3月
花
落葉せずに年を越した

港緑町で
2014.6月
越冬した枝葉
環境  丘陵〜低山地の藪や道ばた。
   雌雄同株。 花期:3〜5月    
直径3cmほどの白い花が上向きに咲く。花弁は5枚。花柄や萼の外面に毛が多い。萼の先は尾状に伸びる。
花
        花            港緑町で     2009.4月


雄しべの葯ははじめ白い

港緑町で
2009.4月
花


雄しべの葯ははじめ白くしだいに黒くなる

港緑町で
2009.4月
花
  互生。
長さ7〜27cmの奇数羽状複葉。小葉はふつう3枚、徒長枝では5枚のものがある。小葉のふちに欠刻と鋸歯がある。
伸展途中の葉
   小葉はまだ幅がせまい        港緑町で   2014.6月
小葉が3枚の葉

港緑町で
2009.4月
小葉が3枚の葉
小葉が5枚の葉

港緑町で
2014.6月
小葉が5枚の葉
葉の裏

港緑町で
2014.6月
葉の裏
鋸歯

港緑町で
2013.9月
鋸歯
葉の欠刻

港緑町で
2014.6月
葉の欠刻
果実   キイチゴ状果。
       (果床の上に小さな核果が多数集まった集合果)
直径約1cmの球形、5〜6月に赤く熟し食べられる。
若い果実

萼の先は尾状に長く伸びる

港緑町で
2009.4月
若い果実

       長さ1mm、網目模様がある。
            ( 画像 準備中 )
樹皮  茎は軟毛と腺毛が密生し、細いトゲがまばらにある。
   樹皮

   9月
樹皮
トゲはまばらに
ある

9月
樹皮
冬芽          ( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木  
単葉のもの ニガイチゴ  ナガバモミジイチゴ  クマイチゴ  カジイチゴ
フユイチゴ   ミヤマフユイチゴ    ホウロクイチゴ
ビロードイチゴ
複葉のもの エビガライチゴ  ナワシロイチゴ  コジキイチゴ
バライチゴ  ヒメバライチゴ   オオバライチゴ
  クロイチゴ

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