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マルバウツギ 丸葉空木 ユキノシタ科ウツギ属 (新しい分類体系APGVではアジサイ科とされる) 別名:ツクシウツギ |
属名のDeutziaは人名から。種小名のscabraは粗い、ざらざらしたの意。 林道わきや川岸にウツギの白い花があふれる初夏の頃、マルバウツギの花も同じような場所で控え目に白い小さな花をつける。花が小さいだけに名前のとおりのまるい葉がよく見えて可愛らしい。ウツギに比べると花も果実もひと回り小さい。 新緑のまるい葉も可愛いが秋の黄葉、紅葉もなかなか趣がある。日当たりのよい場所ではまっ赤に紅葉するが、樹林内などの日かげでは透明感のある黄葉に変化して日本人好みの風合いを醸し出す。 岸和田市では和泉山脈の麓にあたる塔原町、大沢町、相川町、河合町の山地でふつうに見ることができる。内畑町の三山谷にも多い。 雌雄同株。 |
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樹形 落葉低木。高さ1.5mになる。よく分枝する。 |
花期の樹形 熊本県南小国町で 2012.6月 |
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花をつけた枝 和泉市 父鬼町の山地で 2007.6月 |
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果実をつけた枝 貝塚市蕎原で 2012.6月 |
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環境 丘陵や山地の日当たりのよい斜面や川岸 |
花 雌雄同株。 花期:4〜5月 |
枝先に円錐花序を出し、白い花を上向きにつける。花序全体に星状毛が密生し、開出毛が散生する。雄しべ10本は花弁と同長、花柱は3〜4本。 |
↑ 花 熊本県南小国町で 2012.6月 | |
花をつけた枝 花序は新枝の先につく 和泉市 父鬼町の山地で 2007.6月 |
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花序 熊本県南小国町で 2012.6月 |
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花は直径1cmほど 花弁は5枚、外面に星状毛がある 和泉市 大野町の山地で 2007.5月 |
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花はオレンジ色の花盤が目立つ 和泉市 大野町の山地で 2007.5月 |
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展開前の花序 和泉市 大野町の山地で 2013.5月 |
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展開はじめの花序 和泉市 父鬼町の山地で 2009.4月 |
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展開はじめの花序 和泉市 父鬼町の山地で 2009.4月 |
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葉 対生。 |
葉身の長さは約5cm、楕円形〜卵形、紙質。先は鈍頭または短くとがり鈍端。ふちに細かい鋸歯がある。両面とも星状毛が散生する。花序のすぐ下の葉は無柄で基部がハート形になり枝を抱く。花序をつけない徒長枝の葉は長さ4mmほどの柄がある。 |
新葉 和泉市 父鬼町の山地で 2009.4月 |
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葉の表 脈がくぼむ 大沢町シガ谷で 2011.6月 |
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葉の裏は淡緑色 細脈まで隆起する 大沢町シガ谷で 2011.6月 |
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葉の裏面 脈上に星状毛がある 大沢町シガ谷で 2011.6月 |
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花序のすぐ下の葉は無柄で基部がハート形になり枝を抱く |
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花序をつけない枝の葉は短い柄がある 熊本県南小国町で 2012.6月 |
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黄葉 内畑町三山谷で 2011.1月 |
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紅葉 和歌山県 岩出市の山地で 2007.12月 |
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果実 さく果。 |
直径3mmほどの椀形、先は切形で少しくぼむ。星状毛が密生する。灰白色、木質。花柱が残る。 |
↑ 果実をつけた枝 貝塚市蕎原で 2012.6月 | |
果実 和泉市 父鬼町の山地で 2009.4月 |
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果序 内畑町三山谷で 2007.11月 |
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果実 宿存する花柱がみえる 内畑町三山谷で 2007.11月 |
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花弁が落ちたあとの花 オレンジ色の花盤が目立つ 貝塚市蕎原で 2012.6月 |
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種子 |
長さ1mmたらずの長楕円形 褐色で両端がとがる 膜質の翼がある |
( 画像 準備中 ) | |
樹皮 灰色〜灰褐色。 |
古くなると縦に裂けてはがれる。中空である。若い枝は紫褐色で星状毛が密生し開出毛が散生する。 |
冬芽 長さ4mmほどの広卵形、伏毛が密生する。 |
冬芽 11月 |
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冬芽 12月 |
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同属の仲間の樹木 |
ウツギ ヒメウツギ |
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