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ミツバアケビ 三葉通草、三葉木通

アケビ科アケビ属
学名:Akebia trifoliata
  
葉は3出複葉 果実は熟すと裂開する
  属名のAkebiaは日本語のアケビから。種小名のtrifoliataは3小葉の意で、英名もThree leaf akebiaである。
  つるは、右上のほうへ巻く(上から見て左巻き)。ミツバアケビの小葉は3枚であるが、小葉が5枚のものはアケビという別種である。

  岸和田市では丘陵地から山地でミツバアケビを見るが、5枚の小葉がつくアケビのほうが多いように感じる。


  雌雄同株、雌雄異花。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉つる性。つるは右上に巻く。(上から見て左巻き)
ときに葉は越冬する。古いつるには短枝が発達する。
j樹形
フェンスに這い登ったミツバアケビ

春木旭町
北中学校で
2010.12月
フェンスにからんだ樹形
樹形
つるは右上に巻く

相川町の山地で
2006.11月
樹形
   環境  丘陵地〜山地
   雌雄同株、雌雄異花。 花期:4〜5月    
葉のわきから総状花序がたれ下がり、濃暗紫色の花をつける。花序の基部に雌花が1〜3個、花序の先のほうに雄花が10数個つく。花には花弁がなく、花弁状の萼片が3枚ある。
花序
この花序には雌花が2個、先の方に雄花が多数つく

兵庫県淡路島で
2007.4月
花序
雌花
直径約1.5cm
円柱形の雌しべがふつう3〜6本ある

右の雌花には雌しべが5本みえるが このうちいくつかが果実として成熟する
雌花
ふつう萼片は3枚、雌しべは6本までだが右の雌花は萼片4枚、雌しべは8本もある

兵庫県淡路島で
2007.4月
雌花
雄花序

和泉市大野町で
2011.4月
雄花序
雄花

直径5mmほど
雄しべは6本で球状に集まる
雄花
雄花の中央部に雌しべの痕跡がある 雄花
  互生。古いつるでは短枝に集まってつく。
3出複葉で3枚の小葉からなる。葉柄の長さは2〜14cm。
小葉の長さは2〜6cm、卵形〜広卵形。先は少しへこみ、ふちに波状の鋸歯がある。
葉は3出複葉
小葉が3枚

流木町の丘陵地で
2008.7月
葉は3出複葉
新葉

兵庫県淡路島で
2007.4月
新葉
日当たりの良い環境の葉は厚みがある

富田林市佐備で
2005.10月
日当たりの良い場所の葉
小葉の表

兵庫県篠山市で
2010.10月
小葉の表
小葉の裏

兵庫県篠山市で
2010.10月
小葉の裏
小葉柄の基部は
ムベと同じように
ふくらむ

兵庫県篠山市で
2010.10月
小葉柄の基部はふくらむ
果実   液果。
長さ約10cmの長楕円形、10月に紫色〜赤紫色に熟す。果皮は心皮の合着線で裂開して、果肉に埋もれた多数の黒い種子が現れる。ゼリー状の果肉は甘く食べることができる。
若い果実
長さ3cmほど

和泉市
白川谷で
2013.7月
若い果実
果実

富田林市佐備で
2005.10月
果実
果実

富田林市佐備で
2005.10月
果実
果実
内部にみえる白いゼリー状の果肉は植物学では胎座である
裂開した果実
果実は心皮の合着線で裂開する
裂開した果実
種子が落ちて果皮だけが枝に残った

兵庫県八鹿町で
2010.10月
果皮だけが枝に残った

種子
長さ4mmほど
黒褐色
 種子
半透明の仮種皮をもつ 種子
樹皮  灰黒褐色。まるい皮目がある。
( 画像 準備中 )
冬芽  長さ3mmほどの卵形。
芽鱗は12〜16枚ある ( 画像 準備中 )
葉痕は半円形
維管束痕は7個
( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木  
アケビ
ゴヨウアケビ
はアケビとミツバアケビの雑種と考えられ、小葉は3〜5枚で縁に波状の鋸歯がある。花はミツバアケビに似るが、色は淡くやや大きい。

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