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ミズナラ   水楢

ブナ科コナラ属
学名:Quercus crispula
別名:オオナラ   
  属名のQuercusは良質の材の意。種小名のcrispulaは少し縮れたの意。

  ミズナラはブナと同じように標高の高い山地に生育する樹木なので、岸和田市域で野生の個体がみられるとすれば和泉葛城山頂のブナ林であるが、残念ながらミズナラは確認されていないのだ。ちなみに金剛山のブナ林ではミズナラが確認されている。

  岸和田市でミズナラに出会えるのは三ヶ山町とんぼ池公園である。管理事務所の上方へ坂道を登りきったところに1株が植えられている。2009年にその個体に出会った時は樹高がまだ1mほどの若木であった。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉高木。高さ30m、直径1.5mになる。
樹皮と枝葉

鳥取県大山で
2010.7月
 環境  山地、亜高山帯。
   雌雄同株。花期:5〜6月     
葉の展開と同時に開花する。
雌花序は新枝の上部の葉のわきから出る。雌花が1〜3個つく。雄花序は長さ約7cm。新枝の下部から数個たれ下がる。
          ( 画像 準備中 )
  互生。
葉身の長さは6〜20cm、倒卵形〜倒卵状長楕円形。洋紙質。先はとがり、基部はやや耳状に張り出す。ふちに粗い鋸歯がある。葉柄はごく短い。托葉は線形、早く落ちる。
葉の表
少し汚れがついている

北海道旭川市で
2013.10月
葉の裏

北海道旭川市で
2013.10月
葉の基部はやや耳状に張り出す

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2010.11月
紅葉

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2010.11月
果実   堅果(どんぐり)。
長さ2〜3cm。その年の秋に熟す。下部は鱗片が瓦重ね状に並んだ殻斗に覆われる。鱗片の背はふくれあがる。
         ( 画像 準備中 )
樹皮 
淡灰褐色。はじめ鱗片状にはがれるが、老木では縦に深い割れ目が入る。
   若い木      若い木     裂け始めた樹皮
冬芽  
長さ1cm弱の卵状長楕円形、先はとがる。芽鱗は25〜35枚。
冬芽

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2010.2月   
葉痕は半円形
同属の仲間の樹木   コナラ属のなかで、総苞の鱗片が瓦重ね状に並ぶコナラ亜属を下に挙げた。
クヌギ   ウバメガシ   アベマキ   コナラ
カシワ   ナラガシワ



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