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ナンキンナナカマド  南京七竈

バラ科ナナカマド属
学名:Sorbus gracilis
別名:コバノナナカマド   
葉は奇数羽状複葉
  属名のSorbusはこの属の1種を指すラテン古語。種小名のgracilisは細いの意。

  ナナカマドは北アルプスの山地などのTV映像でその赤い実をつけた姿がよく見られるが、本種はナナカマドより小型なのでナンキンの名がついているのであろう。ナンキンとは古語辞典によれば小さく愛らしいものに冠した語とある。

  岸和田市の山地ではあまり多くないようで、これまでに大沢町と塔原町の境界山地で1個体に出会っただけである。河内長野市滝畑、岩湧山などの山地には多いようなので、あるいは自分が出会っていないだけで岸和田市の山地にももっと生育しているのかもしれない。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉低木。
高さ2mほどになる。幹が細く、ひょろひょろしている。
樹形

大沢町と塔原町の境界山地で
2009.4月
樹形
新しく伸びたシュート
冬芽の紅い芽鱗が残る

大沢町と塔原町の境界山地で
2009.4月
新しいシュート
   環境    山地
   雌雄同株。 花期:4〜6月    
枝先に長さ4cmほどの複散房花序を出す。花は直径1cm、淡黄色〜淡黄緑色。花序の基部につく托葉は大きく、扇形で目立つ。
花弁は円形
5枚
( 画像 準備中 )
  互生。奇数羽状複葉。
葉柄を含めて長さ5〜16cm。小葉は5〜11枚、先のほうの小葉ほど大きい。小葉は長さ1〜5cmほど、上半部に鋸歯がある。
葉は奇数羽状複葉
    葉      大沢町と塔原町の境界山地で   2009.5月
新葉

大沢町と塔原町の境界山地で
2009.4月
新葉
新葉裏面

大沢町と塔原町の境界山地で
2009.4月
新葉裏面
新葉ははじめ両面に軟毛がある
葉軸、脈上に多い

大沢町と塔原町の境界山地で
2009.4月
新葉の裏面
果実   ナシ状果。
広楕円形〜やや球形。直径7mmほど、長さ約1cm。秋に赤く熟す。
             ( 画像 準備中 )

種子      褐色、卵状楕円形。長さ4mmほど。          
                   ( 画像 準備中 )
樹皮  灰褐色。若い枝には軟毛がある。
樹皮
直径5mm
樹皮
冬芽  長さ1cm弱の長楕円形、芽鱗は紅い。
頂芽

大沢町と塔原町の境界山地で
2010.3月
頂芽
動きだした頂芽

大沢町と塔原町の境界山地で
2010.3月
頂芽
側芽
新葉の軟毛がのぞく

大沢町と塔原町の境界山地で
2010.3月
側芽
同属の仲間の樹木  
ナナカマド   アズキナシ   ウラジロノキ 
ナナカマド

北海道
美瑛町で
2013.10月
ナナカマド
ナナカマド

北海道
美瑛町で
2013.10月
ナナカマド

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