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ネズ(ネズミサシ) 杜松 ヒノキ科ビャクシン属 学名:Juniperus rigida 別名:ネズミサシ、ムロ、ムロノキ |
属名のJuniperusはラテン古名。種小名のrigidaはかたいの意。図鑑によっては和名がネズ、ネズミサシの二通りの表記がみられ、属名もネズミサシ属とビャクシン属のふたつの表記がある。 本種の葉先は鋭くとがっていてさわると痛いので、枝をネズミが通る道においてネズミ除けにしたのがネズミサシの名の由来であるという。成長が非常にゆっくりなために材は緻密でかたく、腐りにくい。和白檀(わびゃくだん)として白檀の模擬材で装飾、彫刻に用いるという。 岸和田市では丘陵、山地の日当たりの良い場所に生育する。わかりやすい場所では、流木墓地公園、三ヶ山町とんぼ池公園で見ることができる。 雌雄異株。 |
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樹形 常緑小高木。 |
幹は直立し、高さはふつう5mほど。大きいものは10m、直径30cmになる。大きい木では小枝がたれ下がる。 |
樹形 流木墓地公園で 2007.6月 |
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果実をつけた枝 流木墓地公園で 2008.2月 |
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環境 丘陵〜山地の日当たりの良い所 |
花 雌雄異株。 花期:4月 |
雌株、雄株とも前年枝の葉のわきに花をつける。 |
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雌花 |
淡紅褐色 先のとがった3個の鱗片からなる ほとんど無柄 |
( 画像 準備中 ) | |
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雄花 |
雄花 長さ5mmほどの楕円形で黄褐色 雄しべは3輪生する 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2004.3月 |
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虫えい(虫こぶ) |
枝の先につくこれははじめ雌花かと思っていたが虫えいだった ネズミサシメチョウチンフシの幼虫が中にいるという 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2004.3月 |
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虫えい(虫こぶ) 塔原町モツ谷で 2010.3月 |
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葉 3輪生。(1か所から3本の葉が輪状に出る) |
葉身の長さは約1.5cm、針状。先はとがりさわると痛い。 表面は平たく裏面が突出し、横断面が鈍逆三角形になる。 |
葉の表は深い溝状になった白い気孔帯がある 流木墓地公園で 2012.3月 |
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枝葉 流木墓地公園で 2009.7月 |
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若い枝のようす 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2004.3月 |
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果実 肉質の液果状。 |
直径9mmほどの球形、液果状。果実が成熟するにつれて雌花の鱗片は肥厚し種子を包み込む。はじめ緑白色で翌年の秋に黒紫色〜褐色に熟す。2〜3個の種子が入る。裂開しない。 |
果実をつけた枝 流木墓地公園で 2009.5月 |
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左は熟した果実 右は肉質の若い果実で短耳のネコのようでかわいい 流木墓地公園で 2009.5月 |
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肉質の若い果実 果実の表面は白いろう質におおわれ粉白をおびる 流木墓地公園で 2009.5月 |
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褐色の果実 兵庫県宝塚市の 里山で 2006.3月 |
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種子 | ||
長さ5mmほどの卵状三角形 表面に樹脂のかたまりがある |
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樹皮 灰色をおびた赤褐色。 |
縦に長く裂けてうすくはがれる。若い枝には稜がある。 |
うすくはがれる樹皮 流木墓地公園で 2008.4月 |
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冬芽 |
冬芽 流木墓地公園で 2012.3月 |
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同属の仲間の樹木 |
ビャクシン属のなかで葉がすべて針状で3輪生するもの ハイネズ |
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