HOME、もくじ | 樹木名一覧 | 葉の図鑑 | 花の図鑑 | 実の図鑑 |
文字や画像が小さいときは、メニューバー>表示>文字のサイズ、で文字 を大きくしたり、または拡大レベルを125%にあげるなどしてご覧ください。 |
ノリウツギ 糊空木 ユキノシタ科ウツギ属 (別の新しい分類体系ではアジサイ科とされる) 学名:Hydrangea paniculata 別名:ノリノキ、サビタ |
属名のHydrangeaは、水の容器の意味で果実の形から。種小名のpaniculataは円錐花序の意。 ノリウツギは樹皮の内皮に粘液を含み、和紙を作る時の糊として用いたのでこの名があるという。 保育社 「原色日本植物図鑑・木本」に別名のサビタは北海道での名とあり、その響きからアイヌ語かと思い調べてみたが確証は得られなかった。ノリウツギを指すアイヌ語はラスパというらしい。 製紙用の他にも、材がかたいので以前は日常生活にさまざまの形で利用したからであろう、地域によって実に多くの名がある。 岸和田市では大沢町シガ谷の川岸でよく見かける。 雌雄同株。 |
|
クリックすると、写真と説明にジャンプします。
樹形 落葉低木〜小高木。 |
高さ5m、直径15cmになる。よく分枝して藪のようになる。 |
樹形 大沢町シガ谷で 2007.6月 |
||
冬の樹形 大沢町シガ谷で 2009.3月 |
||
花をつけた枝 大沢町シガ谷で 2007.6月 |
||
花をつけた枝 大沢町シガ谷で 2009.6月 |
||
環境 岸和田市では山地の川沿いに多い |
花 雌雄同株。 花期:6〜9月 |
枝先に長さ8〜30cmの円錐花序を出し、白い花を多数つける。多数の両性花のまわりに装飾花がつく。枯れた花序は冬でも枝にのこり、葉のない時でも本種とわかる。 |
花序は枝先につく 大沢町シガ谷で 2009.6月 |
||
花序 大沢町シガ谷で 2009.10月 |
||
装飾花が目立つ花序 大沢町シガ谷で 2009.10月 |
||
花弁は5枚 雌しべの花柱は3個 雄しべは10本 |
( 画像 準備中 ) | |
葉 対生、まれに3輪生。 |
葉身の長さは5〜15cmで楕円形〜卵状楕円形。先は細くとがり、ふちに低い内曲する鋸歯がある。葉柄の長さは1〜4cm。 |
枝葉 塔原町モツ谷で 2009.5月 |
||
葉の表 はじめ伏毛が散生するがのち無毛 塔原町モツ谷で 2009.5月 |
||
葉の裏 脈上と脈のわきに伏毛がある 塔原町モツ谷で 2009.5月 |
||
果実 さく果。 |
長さ約4mmの楕円形、秋に赤褐色に熟す。先端に花柱がのこる。 |
若い果実 大沢町シガ谷で 2009.10月 |
||
若い果実 大沢町シガ谷で 2009.10月 |
||
若い果実 大沢町シガ谷で 2009.10月 |
||
若い果実 3個の花柱が残る 大沢町シガ谷で 2009.10月 |
||
|
||
種子 長さ3mmほどの線形、赤褐色 | ||
両端に短い翼がある | ( 画像 準備中 ) | |
樹皮 灰白色〜灰褐色。 |
たてにわれて、うすくはがれる。内皮は柔らかく粘液を含む。枝は赤褐色、無毛。皮目が多い。 |
( 画像 準備中 ) | ||
冬芽 |
頂芽は長さ3mmほどの卵状球形、暗褐色。 側芽は対生または3輪生する。 |
( 画像 準備中 ) | ||
葉痕は半月形 維管束痕は3個 |
||
同属の仲間の樹木 |
ヤマアジサイ ガクウツギ コガクウツギ コアジサイ ツルアジサイ ガクアジサイ |
園芸でよく見る装飾花だけのアジサイは分類上はガクアジサイの品種になる | ||
|
HOME、もくじ | 樹木名一覧 | 葉の図鑑 | 花の図鑑 | 実の図鑑 |
このホームページ内の文章、画像の転載は禁止です。
Copyright(c) 2010 Kigi@Kishiwada All rights reserved.