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サカキ     

ツバキ科サカキ属
(新しい分類体系APGVではサカキ科とされる)
学名:Cleyera japonica

別名:マサカキ   
葉の先はとがる 冬芽
  属名のCleyeraは江戸時代に長崎県出島に滞在し日本の植物を研究したオランダ人の名から。種小名のjaponicaは日本のを意味する。

  サカキは漢字で榊と書くがこれは枝葉を神事に使うことに由来する国字(和字)であり、サカキの木を指すだけでなく神事に使う木の総称でもある。サカキの2列互生する葉の広がる面が水平に近いところが玉串として使う際にお誂え向きなのだという。

  岸和田市では和泉山脈の麓にあたる相川町、塔原町、大沢町の里山的な林でふつうに見ることができる。市街地では西之内町兵主神社の社叢に多い。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑高木または低木。高さ10m余り、直径50cmになる。
樹形

内畑町
黒滝竜王神社で
2007.6月
樹形
樹形

貝塚市
善兵衛ランドで
2067.12月
樹形
   環境  山地の照葉樹林内、神社の境内
   雌雄同株。 花期:6〜7月    
葉のわきに直径約1.5cmの白い花が1〜4個たれ下がって咲く。
花弁は5個、雌しべが1個、雄しべは多数。
花のつきかた
     花のつきかた   別所町岸和田天神宮で  2014.5月
  つぼみ

  花柄が長い

  6月
つぼみ
花はうつむいて
咲く

花ははじめ白くしだいに黄白色になる

6月
花
   互生。
葉身の長さは約8cmで長楕円形。質は革質、先は急に突出し、ふちはふつう全縁。まれに鋸歯がある。両面無毛。葉柄の長さは約8mm。主脈や葉柄が赤みを帯びることがある。
葉の表

林内の個体では深緑色
側脈ははっきりしない
林内の個体の葉
葉の表

日当たりのよい環境では葉が厚くなる
日当たりのよい場所の葉
葉の裏

淡緑色で側脈がはっきりしない
葉の裏
果実  液果。
長さ約7mmの球形で、晩秋に黒紫色に熟す。
基部に萼片がのこる。小形の種子が多数入る。
     果実            三ケ山町で   2014.11月
若い果実
長い花柱が目立つ

9月
若い果実
果実

三ケ山町で
2014.11月
基部に萼片が残る

三ケ山町で
2014.11月
 種子  長さ約2mmの卵円形で黒褐色
種子

大きさは
2×2.5mmだった
樹皮  灰淡褐色、丸い小さな皮目が多い。若い枝は緑色。
若い枝の樹皮
緑色

3月
若い枝の樹皮
若い木の樹皮 成木の樹皮
 若い木の樹皮(フラッシュ使用)        成木の樹皮   
冬芽  裸芽。長さ1cm余りの狭披針形で、かぎ状に曲がる。
この冬芽の形を覚えるとサカキの識別はかんたんだ

2月
冬芽
   緑色の芽

   6月
芽は緑色の時期もある
同属の仲間の樹木    サカキ属はサカキ1種のみ。

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