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サンゴジュ 珊瑚樹

スイカズラ科ガマズミ属
(新しい分類体系APGVではレンプクソウ科とされる)
学名:Vibrunum odoratissimum var. awabuki  
常緑の葉は厚くて光沢がある 赤い果実
  属名のVibrunumはガマズミの1種に対するラテン古語。種小名のodoratissimumは非常に良い香りがするの意。変種名のawabukiは日本語のアワブキ(木の名前)から。

  まっ赤な実が珊瑚のようなのでサンゴジュの名になったといわれる。中国名も珊瑚樹である。
  サンゴジュは葉が厚いので燃えにくく、材には水分が多いので防火のために庭木や生け垣にされることが多い。

  岸和田市では西之内町中央公園、流木公園墓地などで見ることができる。その他の小公園や緑地、民家の生け垣などでも見る。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑高木。高さ10m以上になる。
樹形
若い果実をつけている

地蔵浜町
浜工業公園で
2008.7月
樹形
樹形
果実が赤い

西之内町
中央公園で
2007.10月
樹形
枝葉

西之内町
中央公園で
2010.2月
枝葉
株立ちになることも多い

中井町で
2009.2月
株立ちの個体
   環境  公園、庭木、生け垣
   雌雄同株。 花期:6月         
枝先に長さ約10cmの円錐花序を出し、直径約7mmの白い花を多数つける。花はすこし香りがある。
花をつけた枝

大阪市住吉区で
2006.6月
花をつけた枝
花序

大阪市住吉区で
2006.6月
花序

花冠の先は5裂する
5本の雄しべが長く突き出る
花のアップ
   対生。
葉身の長さは7〜20cmで、楕円形〜長楕円形。質は厚い革質。
先はとがり、ふちは全縁か波状の鋸歯がある。
枝葉

西之内町
中央公園で
2010.2月
枝葉
葉の表
深緑色で光沢がある

西之内町中央公園で
2008.9月
葉の表
葉の裏
淡緑色で全面に細かい腺点がある

西之内町中央公園で
2008.9月
葉の裏
葉裏の脈わきはへこみ、クスノキの葉と同じようにダニ部屋がある
毛叢がある

12月
葉裏のダニ部屋と毛叢
表からみる腺点

12月
腺点
裏からみる鋸歯
腺点がみえる

12月
鋸歯と腺点
葉柄

長さ約2cmで赤褐色
革ひもに似た感じがある
葉柄
寒くなると一部の葉が紅葉することがある

中井町で
2009.2月
紅葉
果実  核果。
長さ約8mmの楕円形〜卵形で秋に赤くなり、のち黒く熟す。
若い果実

地蔵浜町
浜工業公園で
2008.7月
若い果実
赤くなった果実

岬町
みさき公園で
2007.10月
赤い果実
果実
萼片がのこり、先端に宿存の柱頭が突き出る

9月
果実のアップ

   種子   長さ約6mmの楕円形  たてに深い溝がある
種子

左下の大きいもので4×6mm
種子
樹皮  灰褐色、赤っぽくみえることが多い。
皮目が多い。古木では黒褐色。
新枝の樹皮
皮目が多い

西之内町
中央公園で
2010.2月
新枝の樹皮
土生滝町神於山で
         成木の樹皮
冬芽  長さ1cm余の長楕円形。芽鱗は2〜3対。
   冬芽

   1月
冬芽
冬芽

頂芽のわきに頂生側芽がある

1月
頂生側芽をつけた冬芽
芽が動きだした

西之内町
中央公園で
2010.2月
動きだした冬芽
葉痕

流木墓地公園で
2012.11月
葉痕
同属の仲間の樹木  ガマズミ属のなかで常緑のものを下に挙げた
ハクサンボクが山口県以南に分布する
ゴモジュ
が南西諸島に分布する

※落葉の仲間はコバノガマズミの仲間を参照

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