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サルスベリ 猿滑り ミソハギ科サルスベリ属 学名:Lagerstroemia indica 別名:ヒャクジッコウ(百日紅) |
属名のLagerstroemiaはスウェーデン人の名から。種小名のindicaはインドのを意味する。 学名にインドのとあるが中国南部が原産とされ、日本には江戸時代に渡来したといわれる。保育社 「原色日本植物図鑑・木本」のサルスベリの項に”鮮新世と洪積世から果実の化石が報告されている。”とあるが、近年の研究で ”日本の大型植物化石記録や中国の現生花粉形態記載と比較しても,更新世の間氷期に本州中部に広く分布していたサルスベリ属はシマサルスベリやヤクシマサルスベリであった可能性が高い。” との報告がある(植生史研究 第10巻第2号 2001年)。 中国名は百日紅、紫薇(しび)である。 材は非常に堅く細工物、農具の柄に利用するという。 岸和田市では三ヶ山町とんぼ池公園、港緑町港湾局の周囲で見ることができる。その他民家の塀越しに咲いたものをよく見る。 雌雄同株。 |
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樹形 落葉小高木。高さ10m、直径30cmになる。 |
花期の樹形 港緑町で 2007.9月 |
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花期の枝 港緑町で 2012.8月 |
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花期の枝 港緑町で 2012.8月 |
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白い花 別所町で 2012.9月 |
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環境 公園樹、庭園樹。 |
花 雌雄同株。 花期:7〜10月 |
新枝の先に円錐花序をつける。花は直径3〜4cm、桃紫色〜紅桃色〜白色。花弁は6枚、円形でふちが縮れ下部は細長い柄のようなひも状で、図鑑では爪と表現されている。 雌しべは1本、雄しべは多数で外側の6本が長く突き出る。 |
↑ 花 港緑町で 2012.7月 | |
花は円錐花序につく 港緑町で 2012.7月 |
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萼はふつう6枚だが右のような萼が7枚のものもある 港緑町で 2012.7月 |
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3個の花 港緑町で 2005.8月 |
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1個の花 開花後間もない新鮮な花 港緑町で 2012.8月 |
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1個の花 港緑町で 2012.8月 |
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1個の花 中心に1個の雌しべ そのまわりに多数の雄しべ さらに外側の6本の雄しべは長く突き出る |
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雌しべの柱頭は緑色 長いほうの雄しべの役目は下部の黄色の雄しべにやってきた昆虫の背中に花粉をつけるのだ 港緑町で 2012.8月 |
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雌しべ 子房は球形 花柱は長く伸びる 柱頭は緑色 雄しべはほとんど取り去っている |
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新鮮な花 長い雄しべの葯は青緑っぽい 短い雄しべの葯は黄色だ |
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花弁は縮れているが広げると円形だ 下部は細長い柄のようなひも状で図鑑では爪と表現されている 港緑町で 2012.8月 |
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花弁をひろげるとまさに円形だ | ||
花弁が萼筒につく部分 | ||
葉 | 互生、対生がまじり、コクサギ型葉序(葉が右、右、左、左と2枚ずつ左右交互につく)もみられる。 葉身の長さは4cm前後、倒卵状楕円形でまるみがある。 質はやや厚く、光沢がある。先はにぶく、ふちは全縁。 |
コクサギ型葉序がみられる枝 港緑町で 2007.11月 |
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葉の表 港緑町で 2012.7月 |
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葉の裏面 港緑町で 2012.7月 |
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裏面基部 葉柄はほとんどない 短毛がみえる 港緑町で 2012.7月 |
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果実 さく果。 |
直径7mmほどの球形、熟すと木質になり、6裂する。 |
裂開した果実 内部に種子がみえる 1月 |
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上から見る果実の内部 1月 |
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種子 |
長さ約7mm 翼がある |
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種子 | ||
樹皮 うすくはがれて跡が白く残り、つるつるした肌になる。 |
新枝には狭い翼がある 7月 |
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若い枝は稜(紙の折り目のような線状の隆起)がある 8月 |
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成木の樹皮 | 成木の樹皮 | |
冬芽 芽鱗は赤褐色。 |
長さ3mmほど 港緑町で 2012.8月 |
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同属の仲間の樹木 シマサルスベリ |
シマサルスベリの花は白色のみ 北町で 2007.7月 |
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シマサルスベリの花はサルスベリの花の半分ほどの大きさ 花は直径1.5cmほど 北町で 2007.7月 |
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