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シャリンバイ  車輪梅 

バラ科シャリンバイ属      
学名:Rhaphiolepis indica var. umbellata

別名:ハマモッコク、タチシャリンバイ、
    マルバシャリンバイ  
枝葉 果実
  属名のRhaphiolepisは苞が針のように細いの意。種小名のindicaはインドの意。変種名のumbellataは散形花序の意。
  基本種 R.indicaはオキナワシャリンバイ(別名モッコクモドキ)である。
  シャリンバイの学名は図鑑によって異なる場合があるが、いろいろな資料を検討してここでは上記のように表した。

 
名前の由来は枝や葉が輪生状に出て、花が梅に似るところからついた名前とされる。樹皮や材はタンニンを多く含み染色に利用されるが、とくに大島紬の糸を染めるのに利用されることが有名である。

  岸和田市では公園樹、街路樹、緑地の植え込みとしてよく見られる。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑低木〜小高木。高さ4mになる。
低木の樹形

地蔵浜町
浜工業公園で
2005.8月
低木の樹形
樹高がある個体

地蔵浜町
浜工業公園で
2005.9月
樹高2m余
枝葉

葉は枝先に集まる

地蔵浜町
浜工業公園で
2009.2月
枝葉
2年生の幼木

地蔵浜町
浜工業公園で
2010.8月
2年生の幼木
   環境  庭木、公園樹、街路樹
  雌雄同株。 花期:4〜6月          
枝先に長さ約10cmの円錐花序を出し、白い花を多数つける。あまく良い香りがある。花は直径約1cmで花弁は5枚、ふちに軟毛がある。萼筒に毛が密生する。
花
        ↑  花    貝塚市津田北町で    2014.5月
花序

大阪市此花区
舞洲で
2005.5月
花序
花弁の先はまるく
歯牙がみられるものがある

雄しべは多数
雌しべは2、3本

大阪市此花区
舞洲で
2005.5月
花
  互生。
葉身の長さは約6cmで、形は長楕円形〜広楕円形〜広倒卵形まで変異が多い。質は革質で、ふちは同じ木でも全縁のものと鋸歯のあるものがまじる。
  枝葉 枝葉
葉の表は深緑色

鋸歯がないもの
鋸歯がない葉
葉の表

幅がひろく鋸歯があるもの
鋸歯がある葉
葉の裏

裏面は淡緑色
葉の裏

葉のふちが裏のほうへいくぶん巻く
葉の裏の葉脈
葉裏の葉脈

網目模様が目立つ
葉裏の葉脈
果実  液果。
直径約1cmの球形で、秋に黒紫色に熟す。
表面は粉白を帯びる。種子が1(〜2個)入る。
若い果実

ナシ状果であるから萼、花弁が果実の先にのこる

地蔵浜町
浜工業公園で
2005.8月
若い果実
     熟した果実

     11月
熟した果実
   種子
直径約8mmの
球形
種子
樹皮  淡褐色でなめらか。成木ではたてにすじがみえる。
樹皮 樹皮
   直径約3cm     直径約4cm
冬芽  長卵形、芽鱗が紅い。
    冬芽

    1月
冬芽
同属の仲間の樹木  
ホソバシャリンバイが南西諸島に分布する。
品種として葉が小さいヒメシャリンバイ、花がピンク色のエンチャントレスがある。
花がピンク色の
エンチャントレス
花がピンク色の品種
上の花のアップ 花がピンク色の品種

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