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シマトネリコ モクセイ科トネリコ属 学名:Fraxinus griffithii 別名:タイワンシオジ |
属名のFraxinusはセイヨウトネリコのラテン古名。種小名のgriffithiiは植物学者のグリフィスの名から。 シマトネリコは最近になって庭木として人気がでてきた樹種で、新しい建売住宅の敷地には必ずといってもよいほど植えられている。 樹名のシマが沖縄を表すようにもともと南西諸島以南に分布する樹であるから、冬の寒さに適応しきれない場合は半常緑となるようだが、岸和田市の市街地では常緑で大丈夫なようである。 翼果は枝に多数つき、風散布されてあちこちに次世代の幼木が生育しているのを見かける。 岸和田市では比較的新しい民家の玄関先や店舗の緑地などでよく見る。港緑町の商業施設横の臨海道路沿いではシマトネリコの並木を見ることができる。 雌雄異株。 |
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樹形 常緑または半常緑、高木。高さ10m以上になる。 |
樹形 港緑町で 2005.8月 |
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花をつけた枝 港緑町で 2008.6月 |
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果実をつけた枝 港緑町で 2009.2月 |
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環境 庭木、公園樹、街路樹 |
花 雌雄異株。 花期:5〜6月 |
新枝の先や葉のわきから大形の円錐花序を出し、白い小さな花を多数つける。 |
花をつけた枝 6月 |
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花序 6月 |
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雌花 雌しべが1本と雄しべが2本ある 7月 |
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雌花 花は基部でわずかに合着し4裂する 花序には短毛が 密生する 7月 |
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葉 対生。奇数羽状複葉で小葉は5〜13枚。 |
小葉身の長さは約6cmの長卵形〜長楕円形、やや革質で光沢がある。 |
葉 小葉が9枚 |
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葉 小葉が11枚 |
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葉の表は無毛 小葉柄の長さは 約1cm |
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葉の裏 主脈下部に開出毛がある |
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葉柄のつけ根はふくらみ赤味を帯びる |
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果実 翼果。長さ2cm余りの倒披針形で、秋に熟す。 |
果序 8月 |
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翼果 1個の種子が入る 11月 |
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種子 |
翼果と種子 翼果は長さ2cm余で細長い 種子は赤褐色で長さ8mmほど |
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樹皮 灰褐色。 |
若い木はなめらかで円形の皮目がある。 成木でははがれることがある。 |
若い木の樹皮 直径1cm | 若い木の樹皮 直径4cm | |
なめらかな樹皮 | はがれる樹皮 | はがれる樹皮 |
冬芽 芽鱗がない裸の芽。 |
裸芽であることは、アカメガシワやクサギと同じように熱い地域の樹木の特性をのこしていると言われる。 |
冬芽 幼葉が向き合う 港緑町で 2015.1月 |
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同属の仲間の樹木 |
シオジ マルバアオダモ アラゲアオダモ ヤマトアオダモ 近畿地方には分布しないが、ミヤマアオダモ、シマタゴ、トネリコ、などがある。 |
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