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ソシンロウバイ 素心蝋梅 ロウバイ科ロウバイ属 学名:Chimonanthus praecox f. concolor |
属名のChimonanthusは、冬の花の意。種小名のpraecoxは早咲きの意。品種名のconcolorは同じ色の意味で、同属のロウバイの花被片が暗褐色と黄色の2色からなることに対して、ソシンロウバイの花被片は黄色だけからなるという意味であろう。 学名に f.がつくように、ソシンロウバイはロウバイの品種であるから、単にロウバイと呼ばれることが多い。原産地は中国で、江戸時代初期に渡来したとされる。花には梅に似た清々しい芳香があり、英名はwinter sweetという。 名前の由来は、花が蝋細工に似るからという説と、陰暦の臘月(12月)に花が咲くからという説の二説がある。 岸和田市では三ヶ山町とんぼ池公園の花木園、西之内町兵主神社の境内で見ることができる。 雌雄同株。 |
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樹形 落葉低木。 |
高さ3mになる。幹は叢生(株立ち)し、よく分枝する。 |
花時の樹形 大阪市住吉区で 2006.2月 |
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黄葉した樹形 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.11月 |
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花をつけた枝 大阪市住吉区で 2007.1月 |
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環境 庭木、公園樹 |
花 雌雄同株。 花期:12月〜2月 |
葉が展開する前の真冬の時季に、直径約2cmの淡黄色の花をつける。花は強い芳香がある。花弁と萼の区別がなく、花被片は多数でその数は決まっていない。 |
つぼみ 11月 |
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もうすぐ開花 1月 |
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雄しべははじめ開いているがのち花柱に密着する | ||
雄しべが花柱に密着した状態 | ||
葉 対生、わずかにずれることがある。 |
葉身の長さは10〜20cmで、卵形〜長楕円形。質はややうすいがかたく、葉表をさわるとざらつく。先はとがり、ふちは全縁。傷つけると芳香がある。 |
葉の表 緑色でざらつく 西之内町 兵主神社で 2010.10月 |
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葉の表 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.11月 |
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葉の裏 淡緑色 西之内町 兵主神社で 2010.10月 |
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果実 偽果。 |
花後に花床が大きくなり、長さ3cmほどの偽果になる。楕円形〜長楕円形でいびつな独特の形になる。。先に雄しべなどが残る。中に5〜20個のそう果が入る。 |
若い果実 3月 |
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生長した果実 6月 |
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そう果 | ||
長さ1cm余の長楕円形、茶褐色。ゴキブリの卵に似る。 | ||
乾燥した果実(写真上)は遅くまで枝に残る 1月 |
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樹皮 淡灰褐色。小さい横長の皮目が多い。 |
直径3cmの樹皮 | 直径6cmの樹皮 | |
冬芽 対生。 |
花芽 芽鱗は有毛 1月 |
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葉芽は対生してつく 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.11月 |
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同属の仲間の樹木 ロウバイは花の内側が暗褐色 |
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