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岸和田市の自然環境
  岸和田市は大阪府南部に位置する市で、地形は大阪湾に面する海抜0mから和泉葛城山頂(標高858m)にわたる平地、丘陵、山地となっている。 (詳しくは 岸和田市公式ホームページ岸和田市の環境の現況  2.自然環境の現況 を参照)

  市域の植生のうち特筆すべきものは、和泉葛城山ブナ林、牛滝山のシラカシ林(大沢町)、意賀美(おがみ)神社の社叢(土生滝町)である。和泉葛城山ブナ林は歌才ブナ自生北限地帯(北海道)、比婆山のブナ純林(広島県)とともにブナ林として国の天然記念物に指定されている。牛滝山のシラカシ林は国土交通省により特定植物群落に指定されており、意賀美(おがみ)神社の社叢が大阪府自然環境保全地域に指定されている。

  現在、市の海岸部はすべて埋め立てによる人工的な護岸で自然の海岸は0%であるが、市制施行80周年を記念した浪切ホール(2002年オープン)の建設に際しては、その周辺緑地にハマゴウ、イソギク、ナワシログミなどの海岸性植物が植えられ、沿岸部の雰囲気を演出している。また埋め立てに伴い造成された浜工業公園(地蔵浜町)には、地蔵浜でかつて見られたクロマツの林が再現されている。
浜工業公園のクロマツ林
津波除けの土手に植えられたクロマツの並木

夏でも日差しを避けて散歩をすることができる

地蔵浜町浜工業公園で
2005.3月
浜工業公園のクロマツ林

浪切ホールの周辺緑地
ハマゴウは今でも泉南の海岸部で見られるので、岸和田市でもかつては見られたのかもわからない。

浪切ホールで
2005.8月
ハマゴウ
イソギクもたくさん植えられている

浪切ホールで
2007.3月
紅葉したイソギク

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