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タイミンタチバナ  大明橘

ヤブコウジ科タイミンタチバナ属
学名:Rapanaea neriifolia
(新しい分類体系APGVではサクラソウ科ツルマンリョウ属
 Myrsine seguinii とされる)

別名:ヒチノキ、ソゲキ   
枝葉 雄花
  属名のRapanaeaは人名から。種小名のneriifoliaはキョウチクトウのような葉の意。

  タイミンタチバナは学名の種小名が表すように、葉が細長くキョウチクトウの葉に似る。キョウチクトウの葉裏は平行した側脈がはっきりしているが、タイミンタチバナの葉裏の側脈は不明瞭であるから区別は難しくない。(葉の項を参照)
  タイミンタチバナは
常緑広葉樹林内の暗い環境でもよく育つ。

  岸和田市では、
神於山、土生滝町意賀美神社の林、内畑町山直神社の林で見ることができる。

  雌雄異株。

クリックすると、写真と説明にジャンプします。

樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑小高木。
高さ10m、直径10cmになる。
樹形
(フラッシュ使用)

年を越した果実がみえる

和歌山県白浜町で
2007.2月
果実をつけた樹形
幼木の樹形

内畑町
山直神社森で
2009.5月
幼木の樹形
幼木の樹形

土生滝町
意賀美神社で
2005.2月
幼木の樹形
雄株の樹形

もうすぐ開花する

土生滝町
意賀美神社で
2005.2月
雄花をつけた枝
   環境  海岸近くの常緑広葉樹林内
   雌雄異株。 花期:3〜4月    
前年の葉のわきに3〜10個の淡緑白色〜淡黄色の花を束生する。
花は直径約4mmで5裂する。裂片の上部に暗紫色の斑点がある。
   雌花 
開花直前の雌花

柱頭がのぞく

2005.3月
雌花がもうすぐ開く
雌花

子房と花柱は大きく雌しべは小さい
柱頭はやや扁平な舌状で先はそり返る

神於山で
2006.5月
雌花

   雄花 
雄花
雌花にくらべ雄花は多数つく

神於山で
2006.5月
雄花をつけた枝
雄花

雄しべは5本
葯は卵形で大きい

土生滝町
意賀美神社で
2005.4月
雄花
  互生。
葉身の長さは約10cmで、倒披針形〜線状長楕円形。先は鈍頭、縁は全縁。質は革質、両面無毛。
葉の表

深緑色で光沢が
ある
葉の表
葉の裏

淡緑色
主脈が突出する
側脈は不明瞭
葉の裏

 葉によるタイミンタチバナとキョウチクトウの区別
タイミンタチバナ

側脈が不明瞭でのっぺりしている
キョウチクトウ

平行脈がはっきりしている
果実   核果。
直径約6mmの球形で秋に黒紫色に熟し、翌年の花期まで枝に残ることが多い。
果実をつけた枝

和歌山県白浜町で
2005.1月
果実をつけた枝
果実

開花前のつぼみがみえる

3月
果実

   
直径約4mmの扁球形で
両端に突起がある
   ( 画像 準備中 )
樹皮  紫色をおびた灰褐色〜灰青色。
いぼ状の皮目が多い。若い枝は緑色で無毛。
若い枝の樹皮

和歌山県
白浜町で
2011.2月
若い枝の樹皮は緑色
若い木の樹皮  直径1cm

和歌山県
白浜町で
2011.2月
若い木の樹皮
冬芽  
頂芽は葉芽で披針形。花芽はまるく、葉のわきにつく。
            頂芽

2月
          
頂芽
            頂芽

            3月
葉芽
雌株の花芽

2月
雌株の花芽
同属の仲間の樹木  
シマタイミンタチバナが小笠原諸島に分布する

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