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タイサンボク 泰山木、大山木、大盞木 モクレン科モクレン属 学名:Magnolia grandiflora 別名:ハクレンボク |
属名のMagnoliaはフランス人の植物学者P.Magnolの名から。種小名のgrandifloraは大きい花の意。 タイサンボクの原産地は北アメリカ東南部で、明治時代初期に日本に渡来したとされる。 岸和田市では、別所町宮の池公園、野田町野田公園、荒木町北公園、三ヶ山町とんぼ池公園の花木園などで成木を見ることができる。本種の花は高いところに咲いていることが多いので間近に花を見る機会は少ないが、宮の池公園のものは低い枝に花をつけるので観察に適している。 雌雄同株。 |
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樹形 常緑高木。 |
高さ20mになる。 |
冬の樹形 野田町 野田公園で 2010.2月 |
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花をつけた枝 別所町 宮の池公園で 2010.6月 |
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花をつけた枝 貝塚市水間で 2011.5月 |
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環境 公園樹、庭木、街路樹 |
花 雌雄同株。 花期:6月 |
枝先に直径約20cmの白い花をつける。芳香がある。萼と花弁の区別がなく、花被片は9枚。円錐状の花床に雌しべと雄しべがらせん状につく。 |
純白の花 貝塚市水間で 2011.5月 | |
ふくらんだつぼみ 芽鱗は毛が密生する 5月 |
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開きはじめた花冠 別所町 宮の池公園で 2009.6月 |
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開花後間もない花 貝塚市水間で 2011.5月 |
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開花後時間が経過した花 このあと数日で花被片は白から淡黄色に変わる |
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開きかけの花の中心部 | ||
開きかけの花 雌しべはまだゼンマイのように丸まっている |
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開きかけの花 雄しべはまだくっつきあっている |
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開花後時間が経過した花の中心部 花床の上部に多数の雌しべがつく 雌しべをとり巻くように花床の基部に多数の雄しべがつく 雄しべは長さ約2cmで平たい棒状 |
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開花後地面に落ちていた芽鱗 | ||
葉 互生。 |
葉身の長さは10〜25cmで、長楕円形。厚い革質。 先はやや鈍頭、ふちは全縁。 |
葉の表 光沢がある 葉柄は長さ約2cm |
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葉の表 若い木の葉 |
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この葉は最大幅が葉先になる | ||
葉の裏 主脈が隆起する 褐色の毛が密生する |
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裏面の毛は濃淡がある 別所町 宮の池公園で 2010.1月 |
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葉裏の毛 11月 |
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葉身が葉柄に流れて溝になる感じがある | ||
葉のふちは半透明 11月 |
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果実 袋果が集まった集合果。 |
長さ約8cmの楕円形で、毛が密生する。秋に熟す。袋果が裂開し、赤い種子が白い糸状の珠柄(種糸ともいう)にぶら下がって出てくる。 |
果実をつけた枝 荒木町北公園で 2009.8月 |
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果実 荒木町北公園で 2009.8月 |
若い果実 果実のすぐ下にみえるオレンジ色の細長いものは雄しべのなごり |
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果実のアップ 柱頭は反転して紅紫色をおびる 毛が密生する |
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袋果が裂開をはじめて赤い種子がのぞいてきた 10月 |
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種子がいくつも出てきた 10月 |
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種子は白い糸状の珠柄(種糸ともいう)にぶら下がって出てくる | ||
種子が出たあと 10月 |
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種子 | ||
外側の赤い種皮を取り除くと白い種皮が現れる | ||
樹皮 灰白色でなめらか、皮目がある。 |
直径30cmの樹皮 | ||
冬芽 |
花芽の芽鱗は短毛におおわれる。葉芽は花芽より細く、無毛。 |
葉芽 1月 |
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膨らんだ花芽 別所町宮ノ池で 2014.4月 |
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同属の仲間の樹木 |
シデコブシ タムシバ コブシ オオヤマレンゲ モクレン ハクモクレン |
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