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タチバナモドキ  橘擬

バラ科トキワサンザシ属
学名:Pyracantha angustifolia
別名:ホソバ(ノ)トキワサンザシ  
  属名のPyracanthaはギリシア語の炎とトゲの意。種小名のangustifoliaは細葉のを意味する。

  中国雲南省が原産地で明治時代の農学者福羽逸人によって新宿御苑にもたらされた。和名は果実の形や色が蜜柑のタチバナに似ているところから牧野富太郎博士がつけた名前という。
  同属のカザンデマリ、トキワサンザシを含めて属名でピラカンサと呼ばれることも多い。これらピラカンサ3種は雑種も多く区別が難しいことも多いが、本種だけは葉裏や花序に毛が密生する点でタチバナモドキと特定することが容易である。

  岸和田市では市街地、郊外の空地などで野生のものを見かける。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  常緑低木。
高さ4mになる。枝が多数不規則に出て、いびつな形になる。
果期の樹形

沼町で
2016.11月
花期の枝

沼町で
2017.5月
果期の枝

沼町で
2016.11月
 環境  生垣、庭木、ときに野生。
   雌雄同株。 花期:5〜6月    
複散房花序につく。直径1cmほど、白色、凹頭。花弁は5枚。花序、萼に綿毛を密生する。
      花         沼町で   2017.5月
開花前

沼町で
2017.5月
花序

沼町で
2017.5月
花弁の先はへこむ

沼町で
2017.5月
花序に毛が密生する

沼町で
2017.5月
  対生。短枝には束生する。
葉身の長さは2〜6cm、狭長楕円形〜狭倒卵形。全縁、ときに細かい鋸歯がある。革質。葉柄はごく短い。同属のカザンデマリ、トキワサンザシの葉に比べると光沢がない。
新葉

沼町で
2017.5月
葉の表

沼町で
2016.6月
葉の裏
開花前

沼町で
2016.6月
葉裏は灰白色の毛が密生する

沼町で
2016.6月
果実   ナシ状果。
橙赤色〜橙黄色。直径7mmほどの扁平球形。
先端に萼が残る。5個の核が入る。
    果実         沼町で   2016.11月
若い果実

沼町で
2016.6月
黄色になり始めた

沼町で
2016.10月
橙黄色に熟した

沼町で
2017.1月
果序にはまだ毛が密生する

熟した果実は鳥にたべられる

沼町で
2017.2月

果実

2月
果実は5個の核が入る

2月

樹皮  
若い枝は毛を密生する。
( 画像 準備中 )
冬芽  
       ( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木  
カザンデマリ    トキワサンザシ   ピラカンサ

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