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ドウダンツツジ
       
灯台躑躅 満天星躑躅

ツツジ科ドウダンツツジ属
学名:Enkianthus perulatus
別名:ドウダン、ドウダイツツジ   
花をつけた枝 花
  属名のEnkianthusはふくらんだ花の意。種小名のperulatusは鱗片のあるの意。

  ドウダンツツジは山地に自生するが、公園や庭に植えられたものを見ることが多い。名前の由来は、小枝が三つ又状に分かれる特徴が結び灯台(昔細い3本の木をひもで結び上下をひろげ油皿をのせて灯りとした)似ているところからついた名前だとされる。

  岸和田市では三ヶ山町とんぼ池公園、西之内町中央公園、下池田町府営住宅の敷地の他、民家の庭や生け垣で目にする。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉低木。
高さ3mになる。枝は三つ又に分かれて直線状に伸びる形をくり返す。
紅葉した樹形

福井県越前町で
2004.11月
ドウダンツツジの紅葉は美しい
  環境  山地、公園樹、庭木、生け垣
   雌雄同株。 花期:4〜5月    
枝の先に1〜5個の白い花が散形状につき、下向きに咲く。花冠は長さ8mmほどの壺形。
花をつけた枝

花はスズランの花に似る

下池田町
府営住宅敷地で
2007.4月
花をつけた枝
花冠の先は浅く5裂し裂片はそり返る
花冠の先は裂ける
花冠の基部は萼片の外に隆起する

和歌山県田辺市
ふるさと自然公園で
2006.4月
花の基部は隆起する
花柱は花冠よりやや短い
雄しべは10本

和歌山県田辺市
ふるさと自然公園で
2006.4月
花冠のなかの花柱
  互生。枝先に5枚ほどが集まってつく。
葉身の長さは約3cmで、長卵形〜広披針形〜狭倒卵形で形は変化が多い。葉の最大幅は先に近い。先は短くとがり、ふちに鉤状の細鋸歯がある。葉柄は無毛。
葉の表

脈上に細毛がある他は無毛
葉の表
葉の裏

主脈基部のわきに軟毛がある
葉の裏
裏面主脈基部のわきの軟毛 裏面主脈基部の毛
鉤状の細鋸歯
上半部にみられる
上半部の鋸歯
紅葉

兵庫県篠山市で
2010.10月
紅葉
果実   さく果。
長さ8mmほどの狭長楕円形で上向きにつく。5稜(稜は紙の折り目のような線状の隆起)がある。7〜10月に褐色に熟して裂開し、種子を出す。
果実をつけた枝

和歌山県
龍神スカイラインで
2006.8月
夏の果実
果実

兵庫県篠山市で
2010.10月
果実
熟した果実
花柱と萼片が残る

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2005.11月
果実
5裂したさく果

西之内町
中央公園で
2007.2月
種子を出したあとの果皮

種子
( 画像 準備中 )
樹皮   灰色。
不規則にはがれ落ち、あとは灰緑色になる。若い枝は赤褐色になることが多く、細くて無毛。ときにわずかに毛がある。
   若い木の樹皮  
冬芽  頂芽は5mmほどの卵形。側芽は発達しない。
冬芽 3月の冬芽
       頂芽  12月      動きだした冬芽 3月
      
同属の仲間の樹木  
サラサドウダン   カイナンサラサドウダン   シロドウダン
コアブラツツジ   アブラツツジ

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