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| ヤマモモ 山桃 ヤマモモ科ヤマモモ属 学名：Morella rubra |
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| 属名のMorellaはクワの実に似たの意。種小名のrubraは紅いの意。 ヤマモモは照葉樹林にごくふつうな樹木で各地に巨樹がある。果実は生食することができるほか、果実酒、ジャムなどに利用する。沖縄県では泡盛につけた果実酒をヤマムム酒というそうである。 岸和田市では丘陵から山地でふつうに見る。とくに相川町と大沢町の町界尾根には非常に多い。ヤマモモは昔から境界を示すために伐らずに残す樹であったというから、巨樹ともいえる大きな個体はそうした例にあたるものだろう。 市街地では西之内町中央公園に多数植えられている。港緑町のロータリーのそばには果実をつける雌株がある。西之内町の春木川緑道でも見ることができる。 雌雄異株。 |
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| 樹形 常緑高木。 |
| 高さ10ｍになる。大きいものでは高さ25ｍ、直径１ｍになる。 太い枝が多数分かれて、ほぼ球形の樹冠になる。 |
| 樹形 樹冠はほぼ球形になる 相川町の山地で 2008．1月 |
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| 池の上に張り出した樹形 流木町岸和田池で 2006．1月 |
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| 株立ちの樹形も時折見かける これはおそらく切り株から複数の枝が萌芽して育ったものだろう 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2005．10月 |
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| 「山おやじ」というべき巨樹 相川町と大沢町の境界尾根に君臨する 2020．11月 |
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| 分枝のようす 太い枝が分かれる 相川町の山地で 2010．1月 |
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| 雄花をつけた枝 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2006．3月 |
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| 果実をつけた枝 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2006．7月 |
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| 環境 照葉樹林内、公園、街路樹、庭木 |
| 花 雌雄異株。 花期：３〜４月 |
| 葉のわきに短い穂状花序を出す。花には花被がない。 |
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| 雌花 |
| 雌株の花芽 港緑町で 2010．2月 |
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| 雌株の花芽 和泉市春木町で 2010．2月 |
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| 雌花序 港緑町で 2009．4月 |
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| 雌花序 港緑町で 2007．4月 |
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| 雌花序 港緑町で 2007．4月 |
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| 雌花序 港緑町で 2007．4月 |
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| 雄花 |
| 雄株の花芽 西之内町 中央公園で 2007．2月 |
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| 雄花序 貝塚市三ツ松 善兵衛ランドで 2007．3月 |
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| 雄花序をつけた枝 泉佐野市で 2007．3月 |
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| 雄花序 西之内町で 2011．4月 |
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| 雄花序 泉佐野市で 2007．3月 |
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| 雄花序 泉佐野市で 2007．3月 |
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| 雄花序 泉佐野市で 2007．3月 |
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| 葉 互生。枝先に集まってつく。 |
| 葉身の長さは約８ｃｍ、倒披針形〜広倒披針形。革質。先は鈍く、ふちは全縁または小さい鋸歯がまばらにある。若い木では大きく粗い鋸歯がある。基部は葉柄に流れる。両面無毛。 |
| 枝葉 西之内町 中央公園で 2010．3月 |
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| 葉の表 2月 |
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| 葉の表 2月 |
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| 葉の裏 10月 |
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| 葉の裏は淡緑色 2月 |
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| 葉の透視 光に透かすと細かい網状脈がみえる |
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| 裏面の油点 淡黄色の透明な油点が散在し芳香がある |
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| 鋸歯がある葉 |  |
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| 幼木の葉 |
| 幼木の葉には大きく粗い鋸歯がある 相川町の山地で 2009．12月 |
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| 幼木の葉の鋸歯 港緑町で 2010．2月 |
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| 果実 核果。 |
| 直径２ｃｍ弱の球形、６月頃暗赤色に熟し食べられる。１花序に１〜３個が熟す。外果皮は液質で粒状の突起が密にある。内果皮は木質。 |
| 果実をつけた枝 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2006．7月 |
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| ごく若い果実 港緑町で 2007．4月中旬 |
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| ごく若い果実 港緑町で 2007．4月下旬 |
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| 若い果実 地蔵浜町 浜工業公園で 2004．5月 |
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| もう少し色濃くなると甘みが増す 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2006．7月 |
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| 食べ頃の果実 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2006．7月 |
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| 種子 | ||
| やや扁平な球形 淡褐色の毛におおわれる 大きさは 6mm×10mm |
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| 樹皮 灰白色でなめらか。小さな皮目が多い。 |
| 老木ではたてに浅くさける。若い枝は無毛、赤色をおびることがある。古い枝は灰白色、皮目が多い。 |
| 1年枝の樹皮 2月 |
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| 2年枝の樹皮 10月 |
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| 成木の樹皮 小さい皮目が多い |
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| 直径１ｃｍ余の樹皮 | ||
| 冬芽 |
| 葉芽 3月 |
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| 雌株の花芽 3月 |
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| 雄株の花芽 2月 |
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| 同属の仲間の樹木 |
| ヤマモモ属は日本ではヤマモモだけが知られる |
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