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ユキヤナギ 雪柳 バラ科シモツケ属 学名:Spiraea thunbergii 別名:コゴメバナ、コゴメザクラ |
属名のSpiraeaは輪の意。種小名のthunbergiiはツンベルグの名から。スウェーデンの植物学者カール・ツンベルグ(トゥンベリーとも)は1775年に長崎出島のオランダ商館付医師として来日し、日本の植物を調査して「日本植物誌」を著した。 冬の寒さが和らいで春めいた風が吹くようになると、公園などのユキヤナギの白い花がちらほらと見えるようになってくる。そしてソメイヨシノの桜が満開になる頃にはユキヤナギも満開で木全体がまっ白になるのである。ひとつひとつの花は直径1cmたらずの小さい花だが、枝に密生してすき間なく咲くのでそんな小さい花であることを感じさせない。 岸和田市では公園、緑地、民家の庭などでふつうに見る。 雌雄同株。 |
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樹形 落葉低木。 |
高さ2mになる。幹は細く、株立ちになる。 細く長い枝は垂れぎみになる。 |
花期の樹形 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2004.3月 |
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長い枝は垂れさがる 別所町 宮の池公園で 2013.3月 |
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冬の樹形 別所町 宮の池公園で 2014.1月 |
環境 庭木、公園樹。川岸の岩場に自生することがあるが、 栽培品が野生化したという説もある。 |
花 雌雄同株。 花期:3〜4月 |
前年枝の葉のわきに散形花序を出し、2〜7個の花がつく。花は白色、直径8mmほど、花弁は5枚、小花柄は1cm前後。萼は無毛、花序の基部に数枚の苞がつく。 |
↑ 花 別所町宮の池公園で 2010.3月 | |
花 別所町 宮の池公園で 2010.3月 |
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雌しべは5本 花柱は短い 雄しべは20本 西之内町 中央公園で 2009.3月 |
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萼は無毛 浅い杯形 別所町 宮の池公園で 2013.3月 |
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花序の基部に数枚の苞(矢印)がつく わかりやすくするために周りの花序を取り除いた 和泉市久井町で 2013.3月 |
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蕾が紅い個体 | ||
葉 互生。 |
葉身の長さは約3cm、狭卵形〜線状狭卵形、幅は変異がある。先はとがり、上半部のふちに細かい鋸歯がある。葉柄はごく短い。 |
↑ 枝先の葉 別所町宮の池公園で 2010.3月 | |
葉の表は無毛 別所町 宮の池公園で 2010.3月 |
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裏面は脈上に軟毛が散生する 別所町 宮の池公園で 2010.3月 |
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果実 5個の袋果が集まってつく。 |
長さ約3mm、5〜6月に熟す。花柱が残り、くちばし状。 数個の種子が入る。 |
果実 別所町 宮の池公園で 2010.3月 |
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果実 別所町 宮の池公園で 2010.3月 |
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果実 別所町 宮の池公園で 2010.3月 |
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種子 |
( 画像 準備中 ) | ||
樹皮 暗灰色〜灰白色。たてに裂ける。 |
若い枝は稜(紙の折り目のような線状の隆起)があり、はじめ白い短毛を密生するがのちほぼ無毛。 |
小枝の樹皮 下池田町で 2006.1月 |
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小枝の樹皮 別所町 宮の池公園で 2013.3月 |
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2年目の枝はうすくはがれる 別所町 宮の池公園で 2013.3月 |
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樹皮 直径1cm 別所町宮の池公園で 2013.3月 |
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冬芽 長さ2mmほどの卵形。 |
芽鱗は紅紫色または緑色、ふちに白色の微毛がある。 |
↑ 冬芽 下池田町で 2006.1月 | ||
↑ 動き出した冬芽 別所町宮の池公園で 2014.1月 | ||
同属の仲間の樹木 |
シモツケ コデマリ イワガサ シジミバナ |
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