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カギカズラ  鉤葛

アカネ科カギカズラ属
学名:Uncaria rhynchophylla
別名:カラスノカギヅル   
  属名のUncariaは曲がる、鉤の手になるの意。種小名のrhynchophyllaはくちばし状の葉の意。

  カギカズラは自生地が限られていてやや稀な植物とされるが、幸い岸和田市では神於山で比較的容易に観察できる。4号園路(大クスの道) で出会えるはずだ。
  成分のアルカロイドがひきつけなどの鎮痙、鎮痛などに効果があり漢方薬とする。

  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 鉤(かぎ)

樹形  常緑つる性木本。
長さ10m以上、つるは直径10cmになる。
まとまりのない樹形

神於山で
2019.1月
 環境  常緑樹林の林内や林縁。
   雌雄同株。 花期:6〜7月    
葉のわきに直径2cmほどの球形の花序を出し、淡黄色の花が多数つく。花冠は長さ1cmほどの筒状ろうと形、先は5裂する。花柱の先はこん棒状にふくれ花冠から突き出る。萼は小さい。
   ( 画像 準備中 )
  対生。
葉身の長さは5〜12cm、卵状楕円形。全縁で先はとがる。
葉柄の長さは3〜15mm。托葉は線形、基部は合着し、先は離生する。枝を横断する形で托葉痕を残す。
葉の表は無毛

神於山で
2019.1月
葉の裏
やや粉白を帯び脈腋にのみわずかに短毛がある

神於山で
2019.1月
枝を横断する托葉痕

神於山で
2019.1月
果実   刮ハが球形に集まる。
長さ約5mmの楕円形。伏毛が密生し先端に萼片が残る。
9〜10月に熟す。
     ( 画像 準備中 )

種子  ごく小さい楕円形。両端に膜質の細長い翼がつく。
          ( 画像 準備中 )   
樹皮  
若い枝は四角で緑色。古くなると不規則にはがれる。
若い枝は緑色
 
神於山で
2019.1月
直径1cmほどのつる

神於山で
2019.1月
枝を横断する托葉痕

神於山で
2019.1月
直径18mmのつる

神於山で
2019.1月
冬芽  線形の托葉に包まれる。
線形の托葉に包まれた冬芽

神於山で
2019.1月
葉のわきに生じた腋芽

神於山で
2019.1月
鉤(かぎ)   枝が変形したものといわれる。
かぎが1個つく節と2個つく節が交互になる。
カギはくるっと下方に曲がり他の植物などにからみつく。

神於山で
2019.1月
かぎが枝などにからむと肥大化して合着する

神於山で
2019.1月

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