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リキュウバイ  利休梅

バラ科ヤナギザクラ属
学名:Exochorda racemosa
別名:ウメザキウツギ、バイカシモツケ、
    マルバヤナギザクラ   
純白の花 果実は5つの稜がある
  属名のExochordaは外の紐の意味。種小名のracemosaは総状花序をもつの意。

  はじめてこの樹を見たのは2004年三ヶ山町とんぼ池公園だったが、その時はなんの木かわからず葉の感じからヤナギの仲間だと思った。2010年には樹高3mを超えているが、その時はまだ人の背丈ほどであった。その後スターフルーツに似た形の果実を手がかりに調べてやっとリキュウバイとわかったのだが、最初にヤナギの仲間と感じたのも見当はずれではなかったと思うのだ。属名のヤナギザクラは葉がヤナギに似るからつけられた名である。
  原産地は中国揚子江下流域で日本には明治時代に渡来したとされる。

  岸和田市では三ヶ山町とんぼ池公園の花木園近くに植えられているものを見ることができる。最近はガーデニングでも人気がある樹種で、市街地を歩いているとリキュウバイの純白の清楚な花に出会うことがあるが花期でなければそれと気づかないことだろう。


  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉低木。
高さ4m、直径15cmほどになる。よく分枝して茂る。
樹形

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.5月
樹形
花期の樹形

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.4月
花期の樹形
花をつけた枝

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.4月
花をつけた枝
   環境  庭木、公園樹
   雌雄同株。 花期:4〜5月    
枝先に総状花序を出し、6〜10個の白い花をつける。
花は直径4cmほど。花弁は5枚、広倒卵形〜円形で基部は急に狭くなる。萼片も白色。


三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.4月
花


並松町で
2011.4月
花
花序
花はまだつぼみの
状態

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.3月
花序はまだつぼみ
開花の直前

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.3月
開花直前


三ヶ山町
とんぼ池公園で
2007.4月
花
花序

並松町で
2012.4月
花序


三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.4月
花


三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.4月
花
花の中心部

雌しべの柱頭は5つに分かれる
子房は無毛
雄しべは15〜25本

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2007.4月
雌しべと雄しべ
  互生。
葉身の長さは約5cm、楕円形。質ははじめ薄く、のち紙質になる。先はまるいか微凸端、ふちは全縁か先の方に数個の粗い鋸歯がある。両面無毛。葉柄の長さは1cm内外、無毛。
枝葉

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2005.6月
枝葉
新葉

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2007.4月
新葉
枝葉

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2005.6月
枝葉
左ー表、右ー裏

左は先に鋸歯がある葉
右は先がまるい葉

裏面は粉白色、脈が赤みをおびることがある
葉の表と裏
果実   さく果。
長さ1cm余の広倒卵形で、5個の稜(紙の折り目のような線状の隆起)がある。8〜9月に褐色に熟すと裂開して種子を出す。
果実

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2005.6月
果実
上から見るとスターフルーツ(五歛子ごれんし)に似ている

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2005.6月
果実
熟してきた果実

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2007.7月
果実
裂開して種子を出したあと

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2005.10月
種子を出したあと
裂開して種子を出したあと

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2005.10月
種子を出したあと

種子
  果実と種子 果実と種子
種子は長さ9mmほど
扁平で翼がある

餃子(ぎょうざ)に似ている
種子
樹皮  灰褐色。
たてに不規則にさけてはがれ落ちる。落ちたあとは赤褐色。
若い枝は無毛。
裂けた樹皮

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2005.6月
樹皮
裂けはじめた樹皮

三ヶ山町
とんぼ池公園で
2006.4月
樹皮
冬芽  
( 画像 準備中 )
同属の仲間の樹木    ヤナギザクラ

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