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カシグルミ 菓子ぐるみ クルミ科クルミ属 学名:Juglans regia 別名:テウチグルミ、ペルシャグルミ |
属名のJuglansはジュピターの木の実の意。種小名のregiaは王のを意味する。 外国産のクルミで、日本では栽培種として知られる。図鑑によってはテウチグルミはカシグルミの変種 Juglans regia var. orientis として扱われることがあるが、ここでは変種を含めて J. regia として扱った。 枝や葉を傷つけると芳香がある。枯れ枝や葉を踏んでも甘い香りが広がる。 別名のテウチグルミは手の内で2個のクルミを握って割ることができるので、つけられた名前という。生産地の長野県ではこの方法で手だけで割れる人が多いそうである。 岸和田市では以前地蔵浜町で会社の敷地に見ることがあり、果実の写真も撮れたのだが、そこにコンビニができたため伐採され消えてしまった。ページ作成のための画像はストックしていたのだが、これまで市内でほかの個体を確認できなかったのでカシグルミのページをアップすることができなかった。ところが2016年に内畑町道路沿いにカシグルミを見つけたのだ。まだ若い木のようだが、果実を多数つけていた。 雌雄同株、雌雄異花。 |
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樹形 落葉高木。 |
高さ20m、直径50cmになる。横枝が発達する。 |
冬の枝 果実がみえる 内畑町で 2016.12月 |
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樹形 長野県東御市で 2020.9月 |
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環境 畑地、公園。 |
花 雌雄同株、 雌雄異花。 |
花期:4〜5月、葉の展開とほぼ同時に開花する。 雌花序は新枝の先に直立する。花序は短く、雌花が2〜3個つく。 雄花序は前年枝の葉のわきからたれ下がり、多数の雄花をつける。花序の長さは10〜15cm。 |
受精後の雌花 柱頭は黄色 内畑町で 2018.4月 |
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雄花序 内畑町で 2018.4月 |
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雄花 内畑町で 2018.4月 |
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葉 互生。奇数羽状複葉。長さ10〜45cm。 |
小葉は3〜9枚、5枚のものが多い。基部の葉は小さく、頂小葉が最も大きい。長さ7〜18cmの楕円形〜広楕円形、先は鈍いかまるい。全縁でほぼ無毛、脈のわきに毛がある。 |
葉は複葉 小葉が7枚のもの 大阪市住吉区で 2004.8月 |
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小葉の表 内畑町で 2017.6月 |
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小葉の裏 内畑町で 2017.6月 |
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裏面脈のわきに毛がある 大阪市住吉区で 2007.10月 |
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果実 核果状の堅果。 |
直径4〜5cmの球形、先はとがらない。10月頃、灰緑色に熟す。落ちたばかりの堅果は手でかんたんに割ることができる。種子を食用にする。種子は大きな2枚の子葉から成る。 |
↑ 果実 内畑町で 2016.12月 | |
若い果実 内畑町で 2017.6月 |
果実 内畑町で 2016.12月 |
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果実は自然に割れる 地蔵浜町で拾ったもの 2008.10月 |
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果実の先にはまだ花柱が残る 2008.10月 |
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種子 |
食用になるのは子葉の部分だ これはナッツとして販売される加工品 |
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樹皮 |
暗灰色、なめらか。不規則にたてに割れる。 |
地蔵浜町で 2008.2月 | 大阪市住吉区で 2005.6月 | |
冬芽と葉痕 裸芽。毛を密生する。 |
冬芽 大阪市 住吉区で 2006.12月 |
葉痕 維管束痕は3つのグループに分かれる | ||
同属の仲間の樹木 オニグルミ |
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