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サンゴシトウ   珊瑚刺桐 

マメ科デイゴ属
学名:Erythrina × bidwillii
別名:ヒシバデイゴ   
  
花序 羽状3小葉
  属名のErythrinaは赤色の意。 bidwilliiはシドニー植物園でサンゴシトウを作出した植物学者の名。

  サンゴシトウはオーストラリアのシドニー植物園で、アメリカデイゴ(カイコウズ)♂ と Erythrina herbacae♀を人工的に交配して作られた雑種である。
  Erythrina herbacaeは和名がチェロキー豆、サンゴ豆であるが、サンゴシトウとよく似た筒状の花をつける草本である。アメリカフロリダ州のFRORIDATAのホームページに画像がある。 
  サンゴシトウは仲間であるアメリカデイゴと同様に1年のうちに2、3回開花する。(アメリカデイゴを参照
)別名のヒシバデイゴは、葉が菱形に近いこととデイゴの仲間であることからであろう。

  岸和田市では、まだ地蔵浜町浜工業公園の南端で1株、中井町の府道231号沿いの北側で1株、宮本町の民家駐車場で1株を見たことがあるだけである。

  
  雌雄同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉低木。高さ3mになる。
樹形

白い枝は前年の枝が枯れたもの
熱帯が原産であるから冬の寒さに適応しきっていないといえる

地蔵浜町
浜工業公園で
2007.6月
樹形
花をつけた枝

地蔵浜町
浜工業公園で
2007.8月
花をつけた枝
  枝葉

  堺市
  三宝公園で
  2007.6月
枝葉
   環境  公園、庭木
   雌雄同株。 花期:6〜11月         
新枝の先に大きな総状花序を出す。花は長さ約5cmの赤紫色で、次々に開く。旗弁が完全に開かず、花は筒状になる。
花軸につくつぼみ

堺市三宝公園で
2005.4月
まだ小さいつぼみの花序
花序

地蔵浜町
浜工業公園で
2007.8月
花序
花序

堺市三宝公園で
2007.7月
花序


堺市三宝公園で
2007.7月
花
   互生。羽状3小葉。     
小葉の長さは約9cmで広卵形〜3角状広卵形。


ヒシバデイゴの別名のとおり小葉は菱形
羽状3小葉
小葉柄のつけ根にトゲ状の密腺がある トゲ状の密腺
枝や葉にはトゲがある

葉柄のトゲ
その上にトゲ状の密腺がみえる
葉柄のトゲ、その上のトゲ状の密腺
   枝のトゲ 枝のトゲ
果実  豆果。
多数の花をつけるわりには、成熟する果実はごく少ない。
熟すと裂開して豆状の種子を出す。
若い果実

たくさんの若い果実がついているが成熟する前にほとんどが落ちてしまう

堺市三宝公園で
2007.9月
若い果実
若い果実
アメリカデイゴの果実とよく似る

9月
若い果実
   種子
           ( 画像 準備中 )
樹皮  灰褐色、たてに皮目が並ぶ。
     成木の樹皮       裂け始めた樹皮 
冬芽  
        ( 画像 準備中 )
仲間の樹木    デイゴ  アメリカデイゴ

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