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ヤマツツジ 山躑躅 ツツジ科ツツジ属 学名:Rhododendron kaempferi 別名:なし |
属名のRhododendronは紅い花をつける木の意。種小名のkaempferiは17世紀末にオランダ商館付の医師として来日した博物学者Engelbert
Kaempfer の名から。 ヤマツツジといえば大和葛城山頂の群生地が有名で、花の季節になると例年その映像がTVで放送される。そこにヤマツツジが群生するようになったいわれについては、「大阪百樹」のサイトにエピソードが紹介されている。 ヤマツツジの名は野生のツツジの総称としてではなく、モチツツジ、コバノミツバツツジなどと同位の種名である。 岸和田市では和泉山脈の麓にあたる塔原町、大沢町、相川町、河合町の山地でふつうに見る。 雌雄同株。 |
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樹形 半常緑低木。高さ3mになる。よく分枝する。 |
↑ 樹形 鳥取県大仙で 2010.7月 |
環境 丘陵〜山地 |
花 雌雄同株。 花期:4〜6月 |
枝先に2〜3個の花がつく。花は朱色〜紅紫色。直径4〜5cmの漏斗形。花弁は5裂し、上側の裂片に斑点がある。雄しべは5本。 |
↑ 花 相川町の山地で 2007.5月 | |
開花直前 兵庫県 三木市の丘陵で 2005.5月 |
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雄しべは5本だ 流木町の丘陵で 20014.5月 |
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葉 互生。 |
春に出て秋に落葉する春葉と、夏から秋に出て越冬する夏葉がある。全縁。春葉の葉身は長さ約4cm、楕円形〜卵状楕円形、質はややうすい。夏葉は長さ1〜2cm、倒披針形〜さじ形。 |
↑ 左の小形の葉は越冬した夏葉、右の大きい葉は出たばかりの春葉 流木町の丘陵で 2014.5月 |
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春葉の表 有毛 流木町の丘陵で 2014.5月 |
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春葉の裏 有毛 とくに脈上に多い 流木町の丘陵で 2014.5月 |
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果実 さく果。 |
長さ約1cmの卵形、先は細くなる。褐色の毛がある。 8〜10月に熟し、裂開する。 |
(画像 準備中) | ||
樹皮 灰黒色〜黒褐色、たてに割れる。 |
若い枝は毛が密生する。 |
(画像 準備中) | ||
冬芽 混芽。 |
(画像 準備中) | ||
同属の仲間の樹木 岸和田市で見られるものを下に挙げた。 |
岸和田市の山地で見る野生種に モチツツジ、コバノミツバツツジがある。 公園などの植栽種に サツキ、ヒラドツツジがある。 |
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