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ノブドウ 野葡萄 ブドウ科ノブドウ属 学名:Ampelopsis brevipedunculata 別名:なし |
属名のAmpelopsisはブドウに似たの意。種小名のbrevipedunculataは短い花柄があるの意。 図鑑によってはノブドウを草本とする場合があるが、ここでは木本として扱った。 ブドウ属(エビヅル、アマヅルなど)の巻きひげが 「2節出て1節出ない」 をくり返すのに対し、ノブドウを含むノブドウ属の巻きひげは全部の節から出るという違いがある。 ノブドウは空き地や公園の植え込みの中などに生えてくることも多く、市街地でもけっこう見かける。春から夏の間は藪のように茂って見苦しい感じもするが、秋になって果実が上の写真のように色づくとなかなか風情があって味わい深いものである。ブドウの名前がつくが、果実は有毒ではないものの食べてもおいしくはない。 岸和田市では丘陵、山麓に多い。市街地では別所町宮の池公園、地蔵浜町浜工業公園西端の松並木土手、宮本町府道39号の蛸地蔵がわの空き地などで見かける。 雌雄同株。 |
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樹形 落葉つる性。 |
巻きひげで他の樹木などにからみついて登る。上部の茎は冬には枯れるが、基部は木質で直径4cmほどになる。 |
樹形 新枝が伸びる 宮本町で 2008.5月 |
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アカメガシワにからみ新枝を伸ばす 流木町で 2009.4月 |
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果実をつけた枝 貝塚市木積で 2007.9月 |
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果実をつけた枝 別所町 宮の池公園で 2009.9月 |
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地面を這う幼木 地蔵浜町 浜工業公園で 2008.7月 |
環境 山野、空き地など |
花 雌雄同株。 花期:7〜9月 |
葉と対生して集散花序を出し、淡緑色の小さな花を多数つける。花冠は直径4mmほど、花弁は5枚。 |
花序をつけた枝 和泉市尾井町 蔭涼寺で 2008.7月 |
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花序 和泉市尾井町 蔭涼寺で 2008.7月 |
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花と若い果実 別所町 宮の池公園で 2009.7月 |
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雌しべは1本 雄しべは5本で盃形の花盤にとり囲まれる 花盤が密を出すので花弁が落ちたあとも蟻が寄ってくる |
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花弁と雄しべは早く落ちる | ||
葉 互生。 |
葉身の長さは8cmほど、ほぼ円形で3〜5裂する。葉の形は変化が多い。裂片の先はとがり、ふちに低い鋸歯がある。基部はハート形、葉柄は2〜6cm。巻きひげの先は吸盤にならない。 |
枝葉 宮本町で 2008.5月 |
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3裂する葉 和泉市尾井町 蔭涼寺で 2008.7月 |
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3裂する葉 相川町で 2007.11月 |
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葉の裏 脈上、脈のわきにまばらな毛がある |
( 画像 準備中 ) | |
キレハノブドウ型の葉 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2006.9月 |
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果実 液果。 |
直径約7mmの球形、はじめ緑色で秋に青や紫色になり美しい。ブドウタマバエなどの幼虫が寄生してほとんどの果実は虫えい(虫こぶ)になり、正常な果実は少ない。種子が1〜4個入る。 |
果実をつけた枝 富田林市佐備で 2006.10月 |
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色さまざまな果実 別所町 宮の池公園で 2009.9月 |
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若い果実 別所町 宮の池公園で 2007.7月 |
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若い果実 別所町 宮の池公園で 2009.7月 |
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色づいた果実 大沢町シガ谷で 2007.10月 |
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色づいた果実 別所町 宮の池公園で 2007.12月 |
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種子 長さ4mmほど、倒卵状球形 | ||
基部がとがる | ( 画像 準備中 ) | |
樹皮 暗灰褐色、節の部分がふくらむ。樹皮ははがれない。 |
枝ははじめ粗い毛が密生するがのち無毛。円形の皮目が多い。 |
( 画像 準備中 ) | ||
冬芽 |
( 画像 準備中 ) | ||
同属の仲間の樹木 ウドカズラ |
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